★[感想]アイアムアヒーロー

 感想記事の抜粋


原題 アイアムアヒーロー
惹句 ようこそ。絶叫のZQN(ゾキュン)パニックへ。
監督 佐藤信介
俳優 大泉洋
女優 有村架純
俳優 岡田義徳
俳優 佐藤信介
スプラッタなので鑑賞にはご注意を。アイアムアヒーローの感想です。

 

 

紹介

ビックコミック スピリッツで連載中の人気コミックを、大泉洋主演で映画化。ヒロインは有村架純、長澤まさみ。
R15+指定。ちゃんとスプラッタしています。
 
 


 

感想

気になる映画があるというKさん。なんでも海外での人気、評価が高く、日本でもロードショー中。上位にランキング中だとか。タイトルは「アイアムアヒーロー」。原作はスピリッツで連載中か・・・。えっ!?ゾンビ映画??

ゾンビ映画といえばアメリカ。チアガールのゾンビとか、リンカーンと戦ったり、首輪を付けられたりと遣りつくした感がありますが、すぐ新しいので公開されるから驚き。でも今回は邦画、優香の「輪廻」ぐらいしか、映画館で観てないなぁ。日本だとホラーで留まるか、切り株映画まで行ってしまうかだからなぁ。
(==;

・・・でも大丈夫!? 血の苦手なKさん。念のために確認すると、駄目なシーンになったら目をつむるとのこと。それにちょっとコメディらしい。それではということで、久々の映画館。いざ、TOHOシネマズ日本橋へ。
 
 


~ 最近のポップコーン ~

 
 
ストーリーはというと。賞をとったのは今は昔。なんとかアシスタント業で食いつなぐ主人公、鈴木英雄(大泉洋)。駄目男の話かと思っていたら、同棲相手がZQN化(ゾンビ化)により物語りは急展開します。
 
仕事場もすでにZQN化。それどころか街中が。さまよう英雄は一人の女子高生(早狩比呂美、有村架純)と出会います。SNSの情報を頼りに富士山へ向う二人。しかし彼女は既にZQNの赤ん坊に噛まれていた・・・という感じ。
 
前半の終わり。ZQNから逃れ、JKと背広の男と一緒にタクシーに乗り込む英雄。男は保安関係らしいけど、すぐにZQN化。車の中で暴れだし、やがて運転手も。この辺りの畳み掛けるようなテンポに目が話せなくなります。
日本でもこんなカーアクションが撮れるようになったのか!!と驚いていたら、このシーンは韓国ロケらしい。

富士の麓、アウトレットパークに身を寄せる英雄と比呂美。そこには生き残った人間達が規律正しくZQNと対峙していた。しかしその実態は・・・。この辺はちょっと間延びだったかも。
 
ラスト近く、ZQNに囲まれた地下道。一匹、また一匹とZQNの頭を吹き飛ばします。ここは長かった。100匹ぐらいいたので。Kさんは途中退席してしまいました。ゾンビ映画のエンディングパターン。生き残った英雄、早狩比呂美、小田つぐみ(長澤まさみ)は新しい地を求め、不安の中旅立ちます。(Kさんが気になったので、この辺りはうる覚え)
原作はまだ連載中らしいけど、英雄もやっぱりZQN化するのかなぁ。
 
外で待っていたKさん。聞くと拷問の2時間だったとのこと。・・・そんなに!? 目をつむっていても、音は聞こえたので我慢できなくなったとのこと。スイカとかじゃなちゃ、あんな音しないと思うけど。

「どうしてこういう映画を見る人がいるんだろう?」とKさん。

私はこう答えました。

「きっと多くの人は、人を殺したいと思っているんじゃないかな。でも本当に殺すわけにいかないから、物語の中で殺す。ただ良心の呵責があるし、自分が被害者になることも想像される。そこでゾンビの登場、ゾンビを殺す。なにしろゾンビは死んでいるんだから殺してもいいし、自分はゾンビではないのは確実だし。」

Kさんの同意は得られませんでしたが、戦争がなくならないのも、憎しみの連鎖だけの話ではないと思うのですが。
 
連載中の原作では、つぐみもZQN化、自殺したらしい。ただのゾンビ映画でない何かもあるらしい。また、ここまでスプラッタ化できたのは、製作にテレビ局が関わらなかったからとの説も。それはいえるなぁ。
 
 


 
 

ワンシーン

とは言うものの。思わず笑ってしますシーンも3箇所ありました。

1)街中がZQN化で大騒ぎの中、テレビでは萌えアニメを放送中。それを見た英雄は「東テレがアニメをやっているうちは大丈夫」と発言。その途端に、ニュース番組に切り替わります。

2)半ZQN化した比呂美、力が増しZQNを撃退できるようになります。比呂美が寝ている時にZQNに遭遇した英雄が「比呂美ちゃん、出番ですよ」と頼るシーン。

3)最後はラスト、ZQN退治に夢中の英雄、その腕に噛み付くZQN。やられた~!と思った瞬間、その腕にはびっしりロレックス。鎧のように英雄も守ってました。そういえば、ロレックス、たくさん余っているっていってたなぁ。
(^^;
 
 

資料

コピー:ようこそ。絶叫のZQN(ゾキュン)パニックへ。
監督:佐藤信介
脚本:野木亜紀子
原作:花沢健吾『アイアムアヒーロー』
制作:山﨑倫明、城戸史朗
音楽:ニマ・ファクララ
主題歌:-
撮影:河津太郎
編集:今井剛

鈴木英雄 / 大泉洋
早狩比呂美 / 有村架純
伊浦 / 吉沢悠
サンゴ / 岡田義徳
てっこ / 片瀬那奈
中田コロリ / 片桐仁
松尾 / マキタスポーツ
三谷 / 塚地武雅
アベサン / 徳井優
タクシー運転手 / 村松利史
藪(小田つぐみ)/ 長澤まさみ

製作会社:映画「アイアムアヒーロー」製作委員会
配給:東宝
公開:2016年4月23日
上映時間:127分
製作国:日本
言語:日本語

興行収入:16億2000万円


 
 

本編を観るには・・・


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参考・引用

アイアムアヒーローはゾンビ漫画だと思って読んでいたら最終回で泣いた【漫画】 – ライフストリーム
映画『アイアムアヒーロー』公式サイト
アイアムアヒーロー – Wikipedia
映画『アイアムアヒーロー』英雄の誕生(ネタバレなし感想+ネタバレレビュー) カゲヒナタのレビュー
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更新履歴

2稿)2018年05月09日、シネマドローム
初出)2016年05月14日、シネマドローム

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