★[感想]モンスターズ・インク

 感想記事の抜粋


原題 Monsters, Inc.
惹句 扉の向こうには、見たこともない世界と なぜか懐かしい思い出が、待っています。
監督 ピート・ドクター
俳優 ジョン・グッドマン
俳優 ビリー・クリスタル
女優 メアリー・ギブス
俳優 スティーヴ・ブシェミ
蘊蓄 原語版の子供の悲鳴は無理矢理ピクサーへ連れて来られたスタッフの子供の声。
子供でもわかるって凄い、モンスターズ・インクの感想です。
【発掘】この記事は、2002年03月31日に「東京つまみ食い」にアップしたものです。

 

 

作品紹介

トイストーリー、バグズライフに続くピクサー製ディズニーのフルCGムービー。
 

 

あらずじ

「最近の子供は怖がらない」子供の悲鳴をエネルギーにしているモンスターズシティでは、それはまさに死活問題。エネルギーの供給元、モンスターズ社の社長はため息ばかりです。

そんな中バッチリエネルギーを稼いでいるのはサリーとマイクのコンビ。モンスターズ社No1の怖がらせ屋。青い毛と角の巨大モンスターのサリーと全身一つ目のマイク。

面白くないのはランドールです。彼が夜中にこっそりと用意した子供部屋に通じる扉。そうとは知らず偶然扉を開けたサリーの後ろには、片言しかしゃべれない小さな女の子がいました。
 

 

感想

<ネタばれ注意>

先の読めない展開。軽めの笑いと泣かせるシーンのバランスがいいです。

うまい演出だとおもったのは、サリーが子供を驚かすシーン。No1の怖がらせ屋と言うわりには、そんな場面はほとんど出てきません。話の中盤で新米に手本を示すために、人形の子供相手に驚かすことになるのですが、それがたまたま隠れていたブーを怖がらせることになってしまって・・・。

怯えるブーに戸惑うサリーの姿にホロリとしました。

子供向けの映画はわかりやすさが大事です。悪いやつは悪い、いいやつはいい。登場人物は感情がはっきりしていて、あまり凝った複線は引けません。それでいて単調になってはいけないので大変です。

ディズニーのアニメはその辺がとてもうまいです。今回も、実はランドールと社長がグルで、まんまと二人が雪山に追放されてしまうところなどは、本当にこれからどうなってしまうのかと思いました。
残念ながらオチは読めてしまいましたが・・・。

私は英語版で見ました。ブーが時々しゃべる「キディ!!」は「ニャンコ」と訳されていましたが、本当はどうゆう意味なんでしょうか?日本語版には春休みの子供が大勢観に来ていて、ブーとサリーの別れのシーンではウルウル状態だそうです。

終わり

こぼれ話

この映画では時々日本が顔を出します。高級レストラン扱いの居酒屋。日本間に富士山。ブーの頭も黒髪。監督が宮崎アニメのファンなことが影響しているとか。

 

蘊蓄

マイクとセリアがデートをする寿司レストラン「ハリーハウゼン」は、著名モデルアニメーターであるレイ・ハリーハウゼンの名前に由来している。

原語版の子供の悲鳴は無理矢理ピクサーへ連れて来られたスタッフの子供の声。

ピクサーの次回作品である『ファインディング・ニモ』のスタッフロールでは、水中を横切るマイクがカメオ出演している。

扉の保管庫のシーンで、障子や襖があり富士山が見える日本の家と、エッフェル塔が見えるフランスの家を通過する。作品中で具体的に描かれる国は、これに「東海岸を目標」と表現されたアメリカを加えた3ヶ国だが、この3つの国には共にディズニーパークがある(本作品公開当時は香港パークは未完成)。ちなみに日本の家ではサリーは非常に慌てていたため襖の開け方を忘れてしまい、それをマイクに指摘されている。

 

資料

原題 Monsters, Inc.
英題 Monsters, Inc.
惹句 扉の向こうには、見たこともない世界と なぜか懐かしい思い出が、待っています。
脚本 ダン・ガーソン、アンドリュー・スタントン
原案 ピート・ドクター、ジル・カルトン、ジェフ・ピジョン、ラルフ・エグルストン

監督 ピート・ドクター、デヴィッド・シルヴァーマン、リー・アンクリッチ
製作 ダーラ・K・アンダーソン
指揮 ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
音楽 ランディ・ニューマン
主題「君がいないと」ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル
撮影
編集 ム・スチュワート、ロバート・グラハムジョーンズ
美術

俳優 ジェームズ・P・サリバン(サリー)/ ジョン・グッドマン
俳優 マイク・ワゾウスキ / ビリー・クリスタル
女優 ブー / メアリー・ギブス
俳優 ランドール・ボッグス / スティーヴ・ブシェミ
俳優 ヘンリー・J・ウォーターヌース社長 / ジェームズ・コバーン
女優 セリア・メイ / ジェニファー・ティリー
俳優 ロズ / ボブ・ピーターソン
俳優 イエティ / ジョン・ラッツェンバーガー

会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 2002年03月02日
上映 94分
国旗 アメリカ合衆国
言語 英語

費用 $115,000,000
収入 $525,366,597


 
 

本編を観るには・・・

参考・引用

モンスターズ・インク – Wikipedia

 

更新履歴

2稿)2021年09月14日、シネマドローム
初出)2002年03月31日、東京つまみ食い
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