★[感想]マスカレード・ホテル

 感想記事の抜粋


英題 MASQUERADE HOTEL
惹句 全員を疑え。犯人は、この中にいる。
監督 鈴木雅之
俳優 新田浩介 / 木村拓哉
女優 山岸尚美 / 長澤まさみ
俳優 能勢 / 小日向文世
女優 川本 / 石川恋
お客様は皆、仮面をかぶっている。マスカレード・ホテルの感想です。

 

 

紹介

2019年公開。原作 東野圭吾、木村拓哉と長澤まさみ出演のミステリー。
連続殺人事件が発生、現場に残された犯人からのメッセージ。新田(木村拓哉)はそれが次の犯行現場を示していることに気付く。次の現場はホテル コルテシア東京。
警察はホテル内に捜査本部を構え、捜査員数名をホテルの従業員として配置。英語が話せる新田はフロントスタッフに扮することに。教育係としてフロントクラークの山岸(長澤まさみ)が付くことになるが・・・。
小日向文世、石川恋、濱田岳、前田敦子、笹野高史、髙嶋政宏、菜々緒、宇梶剛士、橋本マナミ、田口浩正、勝地涼、生瀬勝久、松たか子。豪華な出演者とホテルのマスカレードなCGがミステリーを彩ります。
 

 

 

感想

「お客さまは神様です」の山岸と、あくまでも犯人逮捕のための手段としてフロントに立つ新田。はじめから火花がバチバチ。やがて分かり合う展開だと想像、そしてその通りに。ちょっと盛り上がりかけるのは、二人がビックネーム過ぎるから? いろいろ進展にチャチャが入ったのでしょうか。

木村拓哉は、これが初めての刑事役。いままでテレビドラマや映画で演じてきた職業は、

1996年 ピアニスト(ロングバケーション)
2000年 新任教師(伝説の教師)
2000年 美容師(ビューティフルライフ)
2001年 検事(HERO)
2003年 副操縦士(GOOD LUCK!!)
2005年 レーサー(エンジン)
2006年 下級武士(武士の一分)
2009年 脳科学者(MR.BRAIN)
2015年 証券会社社員(アイムホーム)
2017年 外科医(A LIFE~愛しき人~)
2018年 ボディーガード(BG~身辺警護人~)

いろんな職業を担当、苦労人です。でも今回もいつもと同様、その役柄を演じてるというよりは、木村拓哉を演じている感じです。娘二人が成長しても同じ、それがスターと言うものか。
そしてDVDのパッケージに本人写真が使われてるのにも驚き。ジャニーズは変わっていくのね。

一方、長澤まさみは優秀なフロントクラーク(予約、手続、案内、会計などが仕事)役。真面目に仕事に励みます。都市伝説の女の「音無月子」や、真田丸の「きり」、銀魂の「志村妙」のイメージだったので、逆に新鮮でした。素はどっちなんだろう? 一度お会いしたいものです。
(^o^)

ネット上での注目は、実はこの二人ではなく、石川恋。そうと知らなければ気が付かないフロントクラーク役。髪型も新鮮です。ほとんどセリフもありません。

気になったのが、ホテルのお客に対する態度。高級ホテルに泊まったことがないので、わかりませんが、あんなに無理を聞いてくれるものなのでしょうか? それに客もあんなに我が儘なのでしょうか。もしそうだとしたら、私には務まらないなぁ、ホテルマンなんて。特に栗原(生瀬勝久)の虐めのような対応を受けたら、帝国ホテルの人とかどうするのか、とても興味を持ちました。どこか昭和。外国だとこうでは無さそうですが。

昔、出張で静岡に行ったときのこと。ビジネスホテルに1ヶ月ほど滞在したことがありました。ある日の朝、飲みかけのジュースをそのままに、出張先に出社。夜、部屋に戻って驚きます。飲みかけのジュースには、綺麗にラップがかけてありました。もう、気が抜けちゃってましたが。この位まででいいと思うけどなぁ。
 
禁煙の部屋なのに 、煙草の臭いがする(実は自分が吸った)とクレームを付ける客(濱田岳)。バスローブを隠し、ホテルが盗んだと疑ってきたら、因縁を付けようと狙う客(髙嶋政宏)。いつもいい部屋に泊まってるんだから、先に支払いをさせろと恫喝する客(笹野高史)。ストーカーから身を隠す客(菜々緒)。盲(めしい)の振りをして泊まる客(松たか子)。

真犯人(黒幕?)が最後まで読めませんでした。ちょっと悔しい。回収されたと思った伏線は、実は回収されてなかったのね・・・。伏線とは思ってなかったのが伏線だったりし て。
(-_-;)

元(原作)から上手いんだな、きっと。

(今回はネタバレなしで終わります)
 

 

 

蘊蓄

(小説の)舞台となった架空のホテルは、巻末に取材協力団体として紹介されている日本橋の「ロイヤルパークホテル」がモデルになったと推察される。

 

資料

原題 マスカレード・ホテル
英題 MASQUERADE HOTEL
惹句 次の殺人予告は、一流ホテル。
惹句 全員を疑え。犯人は、この中にいる。
惹句 潜入捜査官×ホテルマン 正反対のコンビが、連続殺人事件に挑む
脚本 岡田道尚
原作 東野圭吾『マスカレード・ホテル』

監督 鈴木雅之
制作 上原寿一、和田倉和利
指揮 臼井裕詞
音楽 佐藤直紀
主題
撮影 江原祥二(J.S.C.)
編集 田口拓也
美術 あべ木陽次

俳優 新田浩介(捜査一課の警部補)/ 木村拓哉
女優 山岸尚美(コルテシア東京のフロントクラーク)/ 長澤まさみ
俳優 能勢(品川警察署の刑事、以前新田とバディを組んでいた)/ 小日向文世
俳優 本宮(捜査一課、新田の先輩)/ 梶原善
俳優 関根(捜査一課、巡査)/ 泉澤祐希
女優 川本(若手のフロントクラーク)/ 石川恋
俳優 綾部貴彦(クレーマー)/ 濱田岳
女優 高山佳子(ホテル・コルテシア東京で挙式を予定)/ 前田敦子
俳優 大野浩一(横暴な客)/ 笹野高史
俳優 古橋(宿泊客、バスローブを持ち帰る?)/ 髙嶋政宏
女優 安野絵里子(宿泊客、ストーカーに怯える)/ 菜々緒
俳優 館林光弘(安野が怯える男)/ 宇梶剛士
俳優 女装した男 / 勝地涼
俳優 栗原健治(新田に理不尽な要求を繰り返す)/ 生瀬勝久
女優 片桐瑶子・長倉麻貴(宿泊客、目の不自由な老婦人を装う)/ 松たか子
俳優 稲垣(捜査一課係長)/ 渡部篤郎

会社 シネバザール、映画「マスカレード・ホテル」製作委員会
配給 東宝
公開 2019年1月18日
上映 133分
国旗 日本
言語 日本語

費用
収入 46.4億円

 
 
 

本編を観るには・・・


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関連 ~ 東野圭吾原作映画

 

 

参考・引用

『マスカレード・ホテル』公式 – 映画『マスカレード・ホテル』公式サイト
マスカレード・ホテル – Wikipedia
木村拓哉、これまで演じた“職業”をおさらい<職業一覧+α> – モデルプレス

 

更新履歴

初出)2020年05月26日、シネマドローム
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