★ 縄文の湯（第２報）

縄文の湯、2009年01月の第２報です。

　　レポート

仕事納めの前日のこと。私には密かな計画がありました。通勤の定期券が切れたその日。年末年始の連休前に継続更新手続きをするのはもったいない。SUICAで電車に乗っても往復で2000円。それなら久しぶりに割引券を使って・・・。そう、早い時間からたっぷりと縄文の湯につかろっと。一年分の垢落しだっ！
♪～m（^.^）m

しかし・・・。まさか・・・。こんなことになろうとは・・・。あ～ぁ・・・。面白かった！
（^o^）/

この話はその日の夕方から。ただでさえ忙しい月末。それが年末となると、期末に次ぐ３番目の忙しさ。毎年、忘年会は不参加表明。しかし、２０時近くになると、お呼びがかかりました。
今年は食堂での節約忘年会。寿司にからあげ、焼きそばにローストビーフ。余っているとなれば行かなければなるまい。
（^__^） はら減ったし

食堂に行くと集まる視線。なんでも 《 東京つまみ食い 》 が話題になってたらしい。

《 風葉さんは、どうしてあんな珍しい体験ばかりするんですか？ 》

とはｉ主任。

《 強盗に２回も会う人なんで、滅多にいませんよぉ～ 》

私のブログを毎日チェックしているというのはｉ主任。会社にもファンがいようとは・・・。でも正確にはホームページ。アップしているのは強盗と空き巣と引ったくりがそれぞれ１回づつ、まだ全貌は明らかにしてないのですが・・・。
（^_^;

ビールで口を濡らしてから、腹ごなし。その後、仕事を早々に片付け、10時には会社を出ました。
　
こんな早い時間にくるのは初めての縄文の湯。料金は朝からいても同じなので、考えればもったいない話。
受付で手続き。奥のテーブルには盛り上がっているサラリーマン一向の姿。やっぱり、早い時間は人が多いのか。
ロッカーにコートに背広、鞄をギュッと押し込んで浴室へ。湯船にも４～５人の先客が。ザバっとつかって、すぐに上がり、部屋着に着替え、休憩室に。１２時過ぎると空くだろうから、テレビでも見よ。最近はどんな番組をやってるんだ、この時間は。でもテレビは年末の特別番組ばかり。左袖のボタンをカチカチ。やたら尺がながそう、どれも面白くないなぁ。

・・・
・・・
zzz。

はっ、まずい。ここで寝てしまったらなんのための縄文の湯。
（^_^;

お茶を買いに行くと、おばちゃんとすれ違いました。えっ！？ 休憩室（ここ）って男女享有エリアなの？ おばあちゃん仲間だけでなく、若い女性もちらほら。危なくないのかなぁ・・・。
　
のんびり湯船につかって、サウナで顔面をほぐして。あぁ生き返ったなぁ。
（^。^） 極楽々々

休憩室に戻ると早くもイビキの音が。でも恐れるに足らず、耳栓もある。適度に離れた位置に陣取って、さぁ眠るか～。まるで地球の中心に吸い込まれるかのよう、心地よい眠り落ちました。

・・・
・・・

なんか騒がしいなぁ。物音に目を覚まして驚きました。なんと休憩所が凄い人数（ひと）。何人かは寝床を探して、徘徊しています。
イビキがあちこちから聞こえ、それに腹をたてて騒ぐ人まで。一体誰だと言うことになり、数人で犯人のもとに乗り込みます。

おぉ喧嘩か!?

安眠を妨げるイビキ、それに怒った客。悪意は無いにしても迷惑条例に引っ掛かりそうなイビキ。果たして司法の判断は。
私の頭の中では明日の新聞の解説文が踊ります。

でも怒った客はイビキの主の顔を見て、誰々さんよりひどいやと吐き捨てただけ。すぐに自分たちの寝床に戻りました。

通路に寝始める人もいます。なんかタコ部屋みたいだなぁ、こんなことならネットカフェのがよかったかな。
　
すっかり目が覚めてしまった。
（+_+）

テレビでは 《 海猫 》 が。伊東美咲の体当たり演技に驚きます。メールでもチェックするか。ケータイからニフティにログイン。タイトルを確認してると見慣れぬアドレスからのメールが。これはおそらく別のｉ主任。本文がないなぁ、それにタイトルには 《 Ｃｖ 》 とだけ。

？？？

《 Ｃｖとはなんでしょう？ 》

当たり障りのない返信をして、他のメールを見てたらすぐにＲｅが。

《ボ＊死＊》

！！え～～～っ、なぜ？
（@_@。
　
その時。

ファン！ファン！ファン！ファン！

けたたましく響く警報。

《ただ今、11階で火災を検知しました！》

な、な、なんだとぉ～。
Σ（￣ﾛ￣lll）

11階って浴室じゃん、つまり真下。そういえば床が妙に暖かいような。定期券の切れ目が命の分かれ目。こんなに水のあるところで、焼け死ぬなんて。

でも日本人は冷静、騒ぐ人は誰はなし。すぐに係の人の声で確認しますとの声。イビキまでが止み、次のアナウンスを待ちますました。静寂が室内を被ったその時。

《 ウゥ～火事だ～、ウゥ～ 》

とさらに激しい警告。みんな跳び起き、エスカレータの前に集まりました。

やばい、ほんとうにやばい！

・・・でも煙はまったく出てない、それに逃げるんだったら反対方向の非常階段だ。

リクライニングの上、立て肘で様子を伺ってた私。やがて係の人の声が。よかった、誤報だったらしい。

ふぅ。（-_-;

確かにいろいろ経験できる人生は楽しいが、心臓には悪いかもしれない。
　
翌朝。すっかり疲れも取れた私は、昨日の事件が夢のよう。でもエレベータに同乗した達も話題は昨晩のサイレン。現実だ。

やっぱり毎日家に帰らなければいけないな。
（^_^;

それにＣｖ。あのドンピシャのタイミング。ひょっとしたら私の人生のＮＧワードかもしれないぞ。
（v_v；

　　地図 ～ 縄文の湯