発掘 – 東京つまみ食い３

東京オリンピック2020で驚いたこと

東京オリンピック2020。新型コロナの影響で延期すること一年、開催反対の声も多い中、開会となりました。結局ほとんどの競技が無観客。思い返せば東京大会の決定は2013年。歓喜のあの瞬間、誰がこの事態を思い浮かべたでしょうか・・・。
(-_-)

国立競技場の建設費問題、エンブレム模倣問題、招致贈賄疑惑、隠し切れない東京の暑さ、東京湾の汚さ。ドタバタは開会式直前まで。ショーディレクター、開会式演出家の辞任・解任。開会後のコロナ感染者数のはね上がりから、お弁当の大量廃棄まで、トラブルの話題は尽きません。でも今回はそれらの話題は封印。テレビで見た競技自体やその解説、インタビューに絞ってコメントしたいと思います。題して、「東京オリンピック2020で驚いたこと」です。

ブルーインパルス
オリンピックやるの？そんな雰囲気を一変させたのがブルーインパルス。前日の予行の成功だったと思います。大空に描かれた五輪マーク、ずいぶんと骨董品を持ち出して来たなぁと思いましたが、評判は上々。他ではやらないのは、日本が特許でも取っているのでしょうか？

しかし、そこは呪われたオリンピック。本番は生憎の積乱雲。肝心の輪がよく見えず、60点の出来。雲ばかりが目立つ結果となりました。昭和版の時は開会式を一番晴れる確率が高い日に設定したんだよなぁ。

開会式
五輪の花、開会式。古くはロサンゼルスのロケットマンに始まって、北京の足跡花火（合成だったけど）や、空を走る聖火ランナー。あっと声を出して驚きました。日本人じゃ、この演出は思いつかない。そう思ってましたが、案の定で残念です。七年もあったのになぁ。

欽ちゃんの仮装大賞の豪華版みたいなピクトグラム。中国のイベントで見たことあるドローン芸（地球を象ったのは凄い）。そしてまさか、あちこちの中継に写り込んでいた、あれが聖火台の本体だったただ階段を昇るだけなんて。全部生で見てたのに・・・。ディテールはいいのに、大元の発想がない。それとも、いい発想があっても、偉い人たちに毒抜きされちゃうのか。

私的には長島茂雄の登場にサプライズ。松井にしっかり支えられての短い聖火リレー。ずっと無表情だったのが、トーチキスの時にニッコリ笑ったのが印象的でした。
　
ソフトボール
順調に勝ち進んだソフトボール。決勝でアメリカを破り、見事金メダルを獲得しました。
39歳、投げ続けるピッチャー、上野由岐子。
ピンチの火消し、度胸満点の20歳、後藤希友。でも驚いたことが別に２つありました。

ひとつは６回裏のアメリカの攻撃。２対０とリードしている日本は上野を下げ、後藤にスイッチ。これまでとはレベルの違うプレッシャーの洗礼を受ける後藤、ワンアウト一塁二塁。アメリカの放った打球はサードを強襲、グラブを弾きます。一点返されたと思った瞬間、弾いた打球はショートの正面に。ショートが取りツーアウト、飛び出したセカンドランナーが戻れず、スリーアウト。殿馬がやったやつだ、これ。後藤選手は並外れた強運も持っているようです。

もうひとつは宇津木元監督の解説。ちょっと声が小さく、優しい解説をするなぁと思って見ていて試合終了。勝利のコメントも大人しい。しかし、選手たちが実況席に近づいた瞬間、それまでと一変。べらんめえ調で選手を捲し立ててる宇津木元監督の声。

え～～っ。(◎-◎;)!!

かなり、吃驚しました。

野球
初試合の相手はドミニカ。格下と思っていたら、どうして、なかなか強い。点が入ると笑顔で小躍りするドミニカな選手たち。悔しい。
“o(＞＜)o”くう～！

７回を終わって２対１、ドミニカのリード。さらに９回に１点を加えます。これは駄目か。しかし９回裏、日本はここまでの貧打が嘘のよう。連打で逆転したのはご承知の通りです。

驚いたのは逆転された時のドミニカ選手の動き。走者一掃のセンターオーバー、センターの選手は逆転されるとわかると、ボールを追わず、見もせず、淡々とベンチへと引き上げていきました。この諦めの良さに驚き、むしろ何か見習うことがあるのではと思いました。

卓球
混合ダブルス、水谷隼/伊藤美誠ペア。卓球王国中国を破り金メダル。大会はじまって早々のサプライズでした。でも卓球の場合、それよりも遥かに驚くことが。そう、ルクセンブルクのニーシャーリエン選手（５８歳）です。韓国の１７歳、ユビン選手と渡り合う試合を見て、目が点になりました。

卓球は反射神経と動体視力が命。そう思ってましたが、違うのか。敗けはしたものの、フルセットを戦ったニーシャーリエン選手を見て感動しました。休憩時間にはコーラがぶ飲みしてるし。
)^o^(

左右に玉を流せば、取れなそうですが、それを打たさせない何かが、ニーシャーリエン選手にはあるんだろうなぁ。目から鱗でした。
　
オリンピックの放送時間

自国開催。時差が関係なく、日本時間で試合は進むんだろうと思ってました。でも違ってたのに驚き。開会式に始まって、サッカー、バレーボールなど遅い時間帯が多いです。アメリカ時間？たくさんお金を出してるスポンサーの圧力なのかな。まぁ、直前にCM流すのや～めたと言い出すのよりは良いかも知れないけど。

日本人のメダルの可能性が少ない競技、敗退した競技は、ぞんざいな扱いのままなのも確認。中継見る人が少ないから仕方がないか、なんか寂しいです。

以上が、前半を見た感想。後半も驚くことが多かったら、アップしようと思います。・・・えっ！？明後日、閉会式？
（∵）ﾍ?
　