画像処理では難しい。PL(偏光)フィルターって、こんなことができるのか。

  レンズの蓋が煩わしい

レンズの蓋。撮影の度に外したり、付けたり。結構面倒です。コンパクトデジカメの時は、自動で蓋が閉まってくれてたので、余計不便に感じます。でも高価なレンズ、傷を付けたら大変だしなぁ。

こんなのや
 
 


 
 
こんなの
 
 

 
 
があったけど、今ひとつ。

そう思ってたら見つかったのがこれ、プロテクトフィルター。
 
 

 
 
 
レンズを保護してくれるらしい。これなら蓋要らず(というよりこれは透明な蓋?)。色のバリエーションも多数で、自分専用のPL2にドレスアップできます。パールライムにしよっと、アマゾンのカートに入れましたが、そこで気が付きました。
 
次に買おうとしているPLフィルタを買えば、これは要らないんじゃん?
 
そうだ、そうだ。一足飛びにPLフィルターだ。というわけで、買ってみました。 
 
 

~ マルマン / PLフィルター ~

  PLフィルターとは

まずはフィルターの話から。

一眼レフカメラの場合、変えられるのはレンズだけではないよう。レンズの先にフィルターというのが付けられて、それが様々な効果を生むらしい。

例えば、意図的に被写体ぶれを起こすもの、霧が掛かったような効果を出すもの、夜景などを写すとキラキラと光っている感じが強調されるもの、モーションブラー(残像)効果を起こすもの…。

(アートフィルターのフィルターはここから、来ているんだな。もっともアートフィルターはソフト的なものですが)

そしてフィルター中で一番メジャーなのがのが、PL(Polarized Light )フィルター。偏光フィルターと呼ばれるものです。被写体の表面反射を取り除いたり、コントラストを強調してくれます。

例えば、ガラス内部の被写体を撮る場合、ガラスに映り込む光を除去。また青い空をより青く、緑の森をより緑にしてくれます。
 
 


~ 黒くて丸い、PLフィルター ~

 
 

  フィルターの装着方法

装着は簡単。知りませんでしたが、レンズの先はネジになっています。そこにフィルターを差込み、ねじ込めばいいわけ。
 
 


 
 
フィルターは2重になっていて、前面部を回転させることができます。回し具合で除去される光が変わる仕組みです。
 
 

 
  
試しに室内を撮ってみました。ノートパソコンの液晶画面を見ると、回転の具合で写りかたが変わり面白いです。
 
効果を出すには一度シャッターを半押しし、ピントを固定してからフィルターを回転させるといいようです。
 
 

  不思議だ、本当に映り込みが消える・・・

街(丸の内)に出て、試してみました。本当に写り込みが消えるので驚き。
!Σ( ̄ロ ̄l)

こんな感じです。
 
 


丸の内 、フィルター無効[iAUTO]
( PEN E-PL2 と M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IISLV で撮影)
(MARUMI DHGスーパーサーキュラーP.L.D使用 )

 
 

丸の内 、フィルター有効[iAUTO]
( PEN E-PL2 と M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IISLV で撮影)
(MARUMI DHGスーパーサーキュラーP.L.D使用 )

 
 

丸の内 、フィルター無効[iAUTO]
( PEN E-PL2 と M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IISLV で撮影)
(MARUMI DHGスーパーサーキュラーP.L.D使用 )

 
 

丸の内 、フィルター有効[iAUTO]
( PEN E-PL2 と M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IISLV で撮影)
(MARUMI DHGスーパーサーキュラーP.L.D使用 )

 
 
おもしろ~~い! 完璧に邪魔な光を消すことは難しいですが、ここまでできれば御の字です。
コントラスト強調も試したかったのですが、生憎の曇り空でできませんでした。
 
 

  購入・使用上の注意

 
最後に注意事項を何点か書いておきます。

φ まず、フィルターはレンズの口径にあったものを選ばないと使えません。PEN E-PL2 のレンズキットについてきた M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IISLV は37mmです。

φ 装着すると露出量が下がる。E-PL2でiAutoの場合、露出は自動で調整されますが、心持ち暗くなったかも。

φ 驚くべきことに、フィルターには寿命があるらしい。3~4年でもっと暗くなるので、交換が必要です。
 
 


~ 正面からは難しい(--; ~

 
 
 


この記事は 2011年06月20日に 一つ眼カメラ小僧 にアップしたものです。