● 素顔でモンスターを演じる俳優、クリストファー・リーさんの情報です。

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データ

● 生年月日:1922年5月27日
● 生まれ:イギリス ロンドン ベルグラビア
● 死没:2015年6月7日, イギリス ロンドン チェルシー
● 身長:193 cm
● 代表作
・吸血鬼ドラキュラ
・ロード・オブ・ザ・リング
・スター・ウォーズ

 

エピソード

● 陸軍中佐の父ジェフリー・トロロープ・リーとイタリアの名門貴族出身の母エステレ・マリー・リーのもとに生まれた。
● 南北戦争時代アメリカの有名な指揮官ロバート・エドワード・リーの親戚。
● 語学能力に長け、英語以外に7か国語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、スウェーデン語、ロシア語及びギリシャ語)を自在に話すことができた。ドイツ語、フランス語での出演も多い。
● 250本以上の映画・テレビに出演し、出演作の多さでギネス・ブックに載った。出演作品の興行収入の合計は4,400億円。
● 幼かった1920年代、ロシア帝国の貴族であるフェリックス・フェリクソヴィッチ・ユスポフ公と、グリゴリー・ラスプーチン暗殺の実行者のドミトリー・パヴロヴィチに会ったことがある。
● フランス本国における市場最後の公開処刑を見ている。
● 1939年にソ連がフィンランドに侵攻し
た時、義勇兵としてフィンランドに渡ったが、戦線を遠く離れた安全な場所の警備を命じられただけで、1度もロシア人を見なかった。
● イギリス空軍に入隊。リー自身はパイロットを志願したが、視力不足で断念せざるを得なかった。
● ウィストン・チャーチルのエリート集団「特殊作戦執行部」へ異動。諜報、偵察および不正規戦の展開、現地レジスタンス運動の支援といった任務を行っていた。
● 当時の体験を語ることはなかったが唯一「大勢の男が自分の前で死ぬのを見た。そして、それに対してほとんど無感覚になってしまった。手足を切断さるような拷問、爆弾によって細切れに吹っ飛ばされる人々といった、人間がお互いにし得る最悪なことも見た。だから心を閉ざさなくてはいけなかった。そうしないと勝てなかったんだ。」とのコメントを残してる。
● 第二次世界大戦後、25歳で俳優を目指すようになるまで、治安犯罪容疑者中央登録所と共にナチス狩りをしていた。
● 若い頃から剣術、馬術に優れており、無名の頃にはスタントマンとしてその技量を発揮した。
● ハマー・フィルムの怪奇映画『フランケンシュタインの逆襲』では、フランケンシュタイン男爵に創造される怪物を演じたが、この時は奇怪なメイクで素顔は見せず、また台詞も無かった。そのグロテスクなメーキャップに当時のマスコミには「リーは事故をして整形手術に失敗したらしい」などと揶揄された。
● ハマー・フィルムは続いて『吸血鬼ドラキュラ』を制作、ここでリーはドラキュラ伯爵役を得、『吸血鬼ドラキュラ』もまた大ヒットしたことから、一躍スターとなった。
● リーの最大の当たり役はドラキュラであり、ハマー・フィルムでは合計7本の作品にドラキュラ役として出演したが、本人はドラキュラでイメージが固定されることを嫌っていた。
● ハマー・フィルムを辞めようとしたとき、スタジオ幹部らが「その判断でどれだけのスタッフが路頭に迷うことになるか」と引き止められた。
● 50年代にフリッツ・ヴォン・ローゼン伯爵の娘であるヘンリエッテ・ヴォン・ローゼンと婚約した。しかし、父親であるローゼン伯爵はあからさまにリーを嫌っていた。スウェーデン国王から結婚の祝福を貰ってこない限り、結婚は認めないとまで言われたが、スウェーデン国王と顔見知りのリーにとっては簡単なことだった。
● 妻はデンマーク人のモデル、画家のギッテ・クロエンケ(Gitte Kroencke)。1961年に結婚。
● 1977年『エアポート‘77/バミューダからの脱出』では水の中に沈んだ死体を酸素ボンベ無しで演じて、もう少しで本当に死体になる間際だった
● 従兄弟に『007シリーズ』の原作者イアン・フレミング、姪にハリエット・ウォルターがいる。
● イアン・フレミングはクリストファー・リーと共にOSS(戦略事務局)で働き、クリストファー・リーから直接影響を受けていた。
● 『007シリーズ』第1作『007 ドクター・ノオ』の映画化に際してフレミング自身がリーに敵方のノオ博士役を望んでいたが実現しなかった。
● 『007シリーズ』第9作『007 黄金銃を持つ男』(原作はフレミングの遺作)で、宿敵フランシスコ・スカラマンガとしてシリーズへの出演を果たした。
● 『ロード・オブ・ザ・リング』の出演者の中で、唯一原作者のJ・R・R・トールキンと面識があり、指輪物語の世界観のみならず、トールキンの創造したエルフ語への造詣が深い。熱狂的ファンだった彼は、トールキンが頻繁に訪れたパブに足を運んで親しくなり、トールキン本人から、いつか映画化された時はガンダルフを演じてほしいと言われていた。
● グリマがサルマンの背中を刺すシーンで、ピーター・ジャクソンはサルマンが刺された痛みで叫び、悶えるという演出を考えていました。その時にリーは言いました。
“人が背中を刺された時、どんな声を上げるか知っているかい?私は知っている。”
ピーター・ジャクソンはリーがスパイではなく、連続殺人鬼ではないかと疑い、怯えていたと語っています。
● スター・ウォーズシリーズでは80歳を過ぎていたため、アクションシーンは代役(あるいはコンピュータ・グラフィックスや映像加工によって、頭の部分だけ代役と挿げ替えている)
● その深く重々しい美声を生かした朗読、歌唱も多い。トールキン・アンサンブルとのコラボレーションCDや、エドガー・アラン・ポー作品の朗読が有名。
● オカルトに強い興味を持ち、20,000冊のオカルト本を所有していた。
● ヘヴィメタルシンガーとしても活動。
● バージニア大学が作ったデータベースによると、彼の仕事で繋がった俳優と女優は100万人以上になるらしく、彼こそが「ハリウッドの中心」とされている。
● 2015年6月7日朝、入院先のロンドンの病院で心不全などで息を引き取った。
 

主な出演映画

● 2014年 ホビット 決戦のゆくえ、サルマン役
● 2013年 リスボンに誘われて、バルトロメウ神父役
● 2012年 ホビット 思いがけない冒険、サルマン役

 
● 2012年 ダーク・シャドウ、クラーニー役
● 2011年 ヒラリー・スワンク ストーカー 

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● 2011年 ヒューゴの不思議な発明、ムッシュ・ラビス役
● 2011年 デビルクエスト、ダンブロワーズ枢機卿役
● 2010年 シューター:狙撃手
● 2010年 アリス・イン・ワンダーランド、ジャバウォッキー役

 
● 2009年 戦場カメラマン 真実の証明 
● 2009年 ギャラリー 欲望の画廊
● 2009年 ブラック・レコード~禁じられた記録~、現在のウォルター役
● 2008年 アメイジング・ワールド
● 2008年 アメイジング・ワールド勇士の帰還
● 2008年 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ、ドゥークー伯爵役
● 2007年 ミイラ・ファラオの秘密 3D、ナレーター
● 2007年 ライラの冒険 黄金の羅針盤、第一評議員役
● 2005年 ユアン少年と小さな英雄、ウィリアム・チェンバース卿役
● 2005年 ティム・バートンのコープスブライド
● 2005年 チャーリーとチョコレート工場、ドクター・ウォンカ役

 
● 2005年 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐、ドゥークー伯爵役
● 2004年 クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち、ヘメリッヒ役

 
● 2003年 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還、サルマン役
● 2002年 ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔、サルマン役

 
● 2002年 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃、ドゥークー伯爵役
● 2001年 DEAN/ディーン
● 2001年 ロード・オブ・ザ・リング、サルマン役
● 2000年 イン・ザ・ビギニング
● 2000年 ハマー ホラー&SF映画大全、ナレーション
● 2000年 ゴーメンガースト

 
● 1999年 20世紀SF映画大全 
● 1999年 20世紀ホラー映画大全
● 1999年 スリーピー・ホロウ、ニューヨーク市長役
● 1998年 タロス・ザ・マミー/呪いの封印
● 1997年 オデッセイ
● 1997年 アイバンホー 
● 1996年 十戒
● 1996年 ステューピッド/おばかっち地球防衛大作戦
● 1994年 ファニーマン/血染めのジョーカー
● 1994年 エドガー・アラン・ポー短編集、 
● 1994年 ポリスアカデミー’94/モスクワ大作戦!!
● 1993年 テロリスト・ゲーム
● 1992年 インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険 6 オーストリア編/英領東アフリカ編
● 1991年 二重の鏡像
● 1991年 新シャーロック・ホームズ/ヴィクトリア瀑布の冒険
● 1990年 デビルズ・パイレーツ
● 1990年 ハネムーン・アカデミー
● 1990年 新シャーロック・ホームズ/ホームズとプリマドンナ
● 1990年 兜
● 1990年 グレムリン2/新・種・誕・生、カテーテル博士役
● 1989年 サンタリアの復活/血塗られた暗黒大陸、
● 1989年 新80日間世界一周
● 1989年 青春探偵/ファースト・キッスは殺人現場で
● 1987年 ミオとミラミス 勇者の剣
● 1986年 闘神伝説シャカ・ズールー
● 1986年 パッコン学園
● 1986年 魔・少・女/ザ・ガール
● 1985年 仮面の殺意
● 1985年 ハウリング II
● 1985年 フェアリー・テール・シアター/こわがることをおぼえようと旅に出た男の話
● 1984年 ローズバッド・ビーチ・ホテル
● 1983年 愛と叛乱の大地
● 1983年 魔人館
● 1983年 キャプテン・ザ・ヒーロー/悪人は許さない
● 1982年 爆笑!サファリ3000
● 1981年 ゴライアス号の奇跡
● 1981年 香港コネクション
● 1980年 ワンス・アポン・ア・スパイ
● 1979年 1941、ウォルフガング・フォン・クラインシュミット艦長役
● 1979年 オーロラ殺人事件
● 1979年 ジャガーNO.1、アダム・ケイン役
● 1978年 キャラバン
● 1978年 ザ・パッセージ/ピレネー突破口
● 1978年 続・星の国から来た仲間、ヴィクター役

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● 1978年 燃える世界の男
● 1977年 エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画
● 1977年 スターシップ・インベーション
● 1977年 サイレントフルート
● 1977年 エアポート’77/バミューダからの脱出、マーティン・ウォレス役
● 1976年 悪魔の性キャサリン
● 1975年 ダイヤモンドの犬たち
● 1974年 四銃士
● 1974年 007/黄金銃を持つ男、スカラマンガ役

 
● 1973年 ゾンビ襲来
● 1973年 ウィッカーマン、サマーアイル卿
● 1973年 新ドラキュラ/悪魔の儀式
● 1972年 かわいそうな悪魔
● 1972年 地獄のサブウェイ
● 1972年 ホラー・エクスプレス/ゾンビ特急“地獄”行、アレクサンダー・サクストン役

 
● 1972年 デビル・ナイト
● 1972年 ドラキュラ’72
● 1971年 女ガンマン・皆殺しのメロディ
● 1971年 怪奇!二つの顔の男
● 1971年 ブラッド・ゾーン
● 1970年 血のエクソシズム/ドラキュラの復活


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● 1970年 吸血のデアボリカ
● 1970年 バンパイアキラーの謎
● 1970年 ドラキュラ血の味、ドラキュラ伯爵役
● 1970年 シャーロック・ホームズの冒険
● 1970年 ジュリアス・シーザー
● 1969年 呪われた棺

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● 1969年 マジック・クリスチャン
● 1969年 悪徳の快楽
● 1968年 悪魔の宴
● 1968年 悪魔の花嫁
● 1968年 女奴隷の復讐、フー・マンチュー役
● 1968年 帰って来たドラキュラ、ドラキュラ役

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● 1967年 怪人フー・マンチューの復讐
● 1967年 高熱怪物の恐怖
● 1967年 ドラキュラの生贄
● 1967年 ドラゴン捜査網 
● 1966年 怪人フー・マンチュー/連続美女誘拐事件
● 1966年 グレゴア
● 1966年 パリの連続殺人
● 1966年 凶人ドラキュラ
● 1965年 姿なき殺人者、U・N・オーウェン役
● 1965年 がい骨
● 1965年 白夜の陰獣

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● 1965年 炎の女
● 1964年 女ヴァンパイア カーミラ
● 1964年 怪人フー・マンチュー、フー・マンチュー
● 1964年 テラー博士の恐怖
● 1964年 海賊船悪魔号
● 1964年 妖女ゴーゴン
● 1963年 生きた屍の城
● 1963年 顔のない殺人鬼
● 1963年 白い肌に狂う鞭
● 1961年 ヘラクレス 魔界の死闘
● 1961年 血の河
● 1961年 恐怖 
● 1960年 死霊の町
● 1960年 ジキル博士の二つの顔
● 1959年 バスカヴィル家の犬
● 1959年 地獄の罠
● 1959年 狂っちゃいねえぜ
● 1959年 V1号作戦
● 1959年 ミイラの幽霊
● 1958年 悪魔の白衣
● 1958年 吸血鬼ドラキュラ、ドラキュラ


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吸血鬼ドラキュラ
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● 1957年 にがい勝利
● 1957年 豹の爪
● 1957年 フランケンシュタインの逆襲、フランケンシュタインの怪物
● 1956年 戦艦シュペー号の最後
● 1955年 王女アナ・メンドーサ
● 1952年 赤い風車
● 1951年 鷲の谷
● 1948年 ハムレット
● 1948年 南極のスコット

参考

クリストファー・リー – Wikipedia
クリストファー・リーさん、93歳で死去 ドラキュラからスター・ウォーズまで演じた名優
【追悼】名悪役クリストファー・リーの素晴らしきやられシーン集 | コタク・ジャパン
名俳優クリストファー・リー卿の驚くべき豆知識22選 | コタク・ジャパン]
クリストファー・リーの知られざる10の事実 | Ciatr[シアター]

更新履歴

初出)2015年06月30日、シネマドローム