有馬温泉、太閤の湯。2011年2月のレポートです。

  レポート

さて、どうしよう・・・。仕事が無事終了、時間があります。今回は体を休めるつもり。なので自腹でホテルを予約。翌日観光しながら、ゆっくり帰ることに。行きたいところがたくさん。でもやっぱりこの位置、このタイミング。ここに行くしかないでしょう。というわけで有馬温泉に向かいました。
v(^^)

温泉なんて、久しぶり。中国人観光客が大暴れしてると聞いたけど、どんな感じなんだろう・・・。

新開地行きにしばらく乗ると有馬口に。そこから有馬温泉行きに乗り換えます。と言っても一駅だけ。乗車客はごくわずか。この時間に乗っている人はどこへ行く? 私はネクタイに背広、オーバーコートを着て、温泉に向かいます。
(-.-;)

有馬温泉は日本三古湯のひとつです。あの枕草紙にも三名泉として取り上げられていると言うから凄い。関西の奥座敷と呼ばれてるそうです。
泉質は大きく3つ。含鉄強食塩泉、ラジウム泉、炭酸泉。褐色の含鉄強食塩泉は《 金泉(きんせん)》、 ほかは《 銀泉(ぎんせん)》と呼ばれているらしい。その名もずばり金泉、銀泉という銭湯があるらしいけど、この格好だからなぁ。ロッカーとかなかったら大変だし・・・。
 


~ つぎは有馬温泉駅 ~

 
有馬温泉駅に到着。

えっ!?

なぜか駅を高層マンションが取り囲んでます。来るところ間違えた? いや、いやここでいいはずです。刻一刻と闇に染まる温泉街。観光もしたかったけど無理か。とりあえず適当に歩こう。するとこんなオブジェに遭遇。う~む、これが秀吉の像? ずいぶんと控え目な男に見えるが。
 
 


~太閤橋~

 

~ 無口な秀吉像 ~

 
ねねの像に至っては、暗くて見えません。やっぱり観光は諦めよう。
 
 

~ 実態不明のねね像 ~

 
そのまま坂を上り(ずいぶん急だなぁ)、目的地に着きました。
  
 

~ 豪華、有馬ビューホテル ~

 
 
あの~ぉ、この割引券使いたいんですけど。二日間大事に持っていた《 お試し90分、1200円 》券をフロントで示す私。入口はホテルの奥になります。あっさりかわされました。あらあら。
このホテルの施設というわけじゃないんだ。行きたいのは太閤の湯。ホテルと直接つながってはいないらしい。坂道を登ってたどり着いたのがここです。なんか千と千尋、お湯やという感じがして素敵です。
 
 

~ 名前を忘れぬように ~

 
 
早速中へ。(ここから先の写真は、オフィシャルページからお借りしてます)
 
 
システムは普通のクワハウスと同じ。下駄箱の鍵をフロントに預け、室内着(3色あり)を選び、ロッカーキーを貰う。ロッカーで一度室内着に着替えてから、風呂でも、食事でも、ご自由にです。

24種類の温泉・岩盤浴が楽しめるという太閤の湯。まずは大浴場へ。入口右手に銀泉、岩清水風呂。水風呂です。なぜいきなり水風呂と思ったら、大きな岩盤浴サウナがあったらしい。気が付きませんでした。
 
 


~ 岩清水風呂、君のためなら死ねる ~

 
 
左手に曲がって大浴場。館内はかなり広いですが、大浴場は拍子抜けするほど、こじんまりしてます。湯舟が3つあるだけ。奥の褐色の湯へ。これは天下の湯と言うらしい。案内板を読んでびっくり。なんと、これは金泉と銀泉のブレンド湯。しまった、最後にとっておけばよかったか。あまりに久しぶりの温泉。体が戸惑っているよう。普通の湯と変わらなく感じます?縄文の湯の方がいいかも。
(そう、まだその時はこの湯の凄さに気付いてませんでした)
 
 

~ 天下の湯、銅泉はないのか ~

 
 
一応、銀泉くつろぎの湯(半身、全身)にも浸かりました。なんか物足りないなぁ。
 
上に行けるらしい。長い階段は苦にならないが、裸というのは心細い。ここは露天風呂の階か。この時間(20時過ぎ)のためか、ひとも疎ら。ハーブ湯に入って
 
 

~ 今日の何ハーブ? ~

 
 
ねねの遊び湯に入って
 
 

~ なぜかプールのにおいがする ~

 
 
最後に五右衛門風呂入って
 
 

~ お湯が注がれるだけ ~

 
 
もう終り。(岩風呂は混んでたのでパス)しまった、まだ30分しか経っていない。
(;^_^A
 

一度室内着になって館内をウロウロ。お土産屋広い! ドクターフィッシュ足湯だ! お食事処ほとんど閉まってる! 残念残念残念。
もう一度浸かってから帰ろうとしたら、岩盤浴を忘れてることに気付きました。有料が2種類と無料(30分のみ)のものがあるとのこと。無料を試してみました。

申し込むと別の岩盤浴用のムームー(室内着とあまり変わりがない)とタオル、それに新たなリストバンドをくれました。2重のリストバンドとは珍しい。奥は混んでいるので、入口すぐのところに寝転びます。なぜここは誰もいない?岩盤浴というより低温サウナか。10分も経つと顔から玉のような汗が。LaQuaの再現。頬が緩むとはこういうことかも。表情が豊かになりそうです。さて、そろそろ引き上げよう。
 
 


~ ここに住みたい ~

 
 
帰りの電車の中。体の異変に気付きます。
 
 

 
 
全身がポカポカ。オーバーコート暑い! 坂道の登り下りせいかとの思いきや、どうやら違うみたい。

三田駅、宮本むなしで昭和のハムカツ定食を食べてもポカポカ。ホテルの部屋でビールを飲んでいてもポカポカ。う~ん、これは金泉銀泉のお陰に違いない。きっとお湯の基本性能が違うんだなぁ。ここまで保温が持続されるとは、どのような物理作用なのか・・・。その謎を解くためにも次はノンビリ、泊まりがけで行きたいものです。
 
 

  案内 ~ 太閤の湯

2014年2月22日、全面改装オープンしたもよう。現在はレポートの写真と異なります。

  地図


 

  リンク集(参考サイト)

有馬温泉 太閤の湯

  
  
 

撮影年月:2011年02月
撮影場所:有馬温泉
カメラ:Panasonic DMC-FX33



[ 更新記録 ]

2稿)2017年09月08日、街角アイキャッチ
初稿)2011年02月25日、あの町この街まち歩きん!