箱根旅行のレポート、7話め
◆続く昨日
箱根の朝。昨晩は宿に戻ってから、残ってた黒たまごを肴に飲みました。でもひとり、またひとりと布団の中に。これはある意味、徹夜仕事より辛い。
(^_^;
それでも朝七時半には起床。テレビをつけて、みんなに朝をアピールします。ボーっとニュースを見る私。箱根町の大捕り物の事やらないかなぁ、やらないかやっぱり。
「幹事~、朝飯は何時だっけ?」とDukeさん。
「そういえば何時なんだろ?」と言ってのける私(幹事)。
f(^_^)
八時。館内に朝食の案内が響きます。ごそごそ着替えて大広間へ。いやぁ~やっぱり二日酔いですねと言う間もなく、Dukeさんが一言。
『幹事、ビール頼んで!』
Σ( ̄ロ ̄lll)
Dukeさんは元気満々。
「この旅行は面白いけど、体には悪いなぁ」とはS田さん。ごもっとも。
◆悪魔のささやき、天使のほほ笑み
畳の広間だけど、バイキング形式の朝食。味しいのでご飯をお代わり、もうお腹いっぱい。やっぱり朝は和食に限ります。口数も少なく部屋に戻る一同。
さて、これからどうするか?みんなの意見を取り入れるという口実のもと、何も決めていない幹事。当然、会議は踊ります。地図を広げて合議の末、立ち寄り湯に入ってから帰宅、湯は《ひめしゃらの湯》と決まりました。理由は名前がシャラポアに似てるから。みんなが納得できる案が見つかってよかった、よかった。
(;^_^A
精算をしようとしてまた事件発生。会計に行って渡された請求書を見て驚き、7名さま、一泊二日二食付きで計2万7000円!?安い!安すぎる!!
部屋に戻ってまた合議。宿泊単価が一桁間違っているのを発見。結局、正直に指摘して、ちゃんとお金を払うことになりました。会計に行って説明、店の人にとてもとても感謝されました。
…やっぱり、そうだよね。一瞬でもみんなから集めたお金から、2万7000円だけ払って済ませようとした自分が恥ずかしい。
f(>_<) \バシ
◆大自然の懐(ふところ)
歩いて湯本駅まで。途中、風情とのある旅館があちこちに。美味しいそうな日本蕎麦屋も発見しました。実は箱根の良さをほとんど味わってないんじゃ…。
突然昨日のカラオケの話に。~あんな盛り上がるなんてそうはない~Dukeさんも来ればよかったのに~。するとO保さんがぽつり。~なんか無限に続いたWON’T BE LONGしか、覚えてないなぁ~
\(__ ) トドメ
昨日繁華街と思ってたところは違った見たい。木彫りの鮮魚看板・徳造丸海鮮家、かまぼこの鈴廣、おんせん饅頭・丸鴨本店、画廊喫茶ユトリロ。この辺(箱根湯本駅の近く)には興味をそそる店が散在。駅前の小さなロータリーは車が犇(ひし)めきあってます。その中にひめしゃらの湯までの送迎バスを発見、乗り込みました。
二日酔いの頭には堪える急な坂道。ところで隣接のベゴニア園のベゴニアってなんだろう?と思っていたら、どうやら花らしい。植物園のようなところに到着。これがベゴニアか、案内図で鑑賞を終了。すぐさまシャラポ…じゃなかったひめしゃらの湯へ。ちなみにひめしゃら(姫沙羅)も花の名前です。
(^^;
タオル一枚持って浴室へ、箱根の2湯めです。暗めの内風呂を抜けて、露天風呂に直行。戸を開けると驚きの自然の中。まるで森の中、広い岩風呂、奥には屋根のついた休み所が。おぉ、これぞ露天と呼ぶにふさわしい。まだ誰もいない岩風呂、一番乗りだと入ろうとして、先客に気が付きました。
これは…カエル?アマガエルが一匹、気持ち良さげに手足を延ばしています。しかしよく見ると完全に干からびた先客。色も焦げ茶に変色、掠(かす)れています。蛙だ蛙だ!とまだ増えるのかレポートのネタと喜んでいると、K村さんが丁重に木の端切れに先客を乗せ、樹の根元へ。
さすが大自然の湯だねと笑っていると、岩風呂の奥に新たな浮遊物が。…こ、こ、これはギャー、ゴキちゃん!?と思ったらアブラムシでした。こちらも丁重にお暇(いとま)していただいて、人間の貸切りに。
(-。-)
宿の湯とと同じく柔らかなお湯。ほらほら、そこ泳がない!N藤君が二つの湯船にかかる橋の下潜りに挑戦、みごとクリアしました。
ひと風呂浴びたら昼食時。お食事処茶の花で簡単な食事。でもやっぱりビールは頼みます。空いたジョッキに昨日の残りのお酒を。こらこら、持ち込み禁止だよ。
再び送迎バスで箱根湯本へ。長かった旅もようやく終わりです。
(^。^)ふぅ~
この記事は 2006年06月05日に 東京つまみ食い にアップしたものです。
旅行場所:箱根
2稿)2017年09月05日、街角アイキャッチ
初稿)2005年10月03日、東京つまみ食い