サンダードルフィンとラクーア。コースターの落下後を撮ろうと10分ほど粘ったのに失敗しました。
(^^;

悲鳴が響く温泉

  レポート

真打ち登場

平日の休み、こんなチャンスはめったにない。どこへ行こうか、迷ったあげく決めたのはラクーア。東京ドームのすぐ横にある天然温泉です。ボーリング技術の発達で続々できた天然温泉。大江戸温泉物語(お台場)、庭の湯(豊島園)、そしてラクーア。一番評判がいいのがここです。一体どんなところなんだろう?お盆休みは終ってもまだ夏休み。遊園地にはチラホラと家族連れ、カップルがいました。
ラクーアは総合ビル、温泉だけの呼び名では無いようです。ビルの中にいながら、温泉がどこにあるのかわからず、しばらくウロウロ。特定のエレベータでないとたどり着けないようです。エレベータを降りると壁に組み込まれた水槽が。熱帯魚がお出迎えです。靴を預けて、自動改札のような通路を抜けると広いロービーが。まるでホテルのフロントのよう。やった!やっぱり空いてる。
p(^-^)q
説明を聞くと館内は腕時計のようなリストバンドが財布代り。ロッカーも翳(かざ)すだけで開け閉め可能、自販機でジュースも買えるとか。なるほど。ヒーリングバーデは部屋着も料金もが別。追加で300円でしたが、《竹取の湯》で味をしめてる私は迷わず払いました。いざ、中へ。

絶叫が聞こえる露天風呂

どこまでも続くロッカー。とても落ち着いた雰囲気です。ロッカーにリストバントを近づけると緑のLEDが光り解錠。本当だ。とても便利です。それにしても裸でウロツク人がいないのはなぜ?みんな館内着を着ています。浴室を確かめに行くと、そこにも脱衣所があることを発見。一応、館内着に着替えてから、移動しました。
入り口すぐはかけ湯、その先が二手に別れています。かけ湯自体も天然温泉だそうです。そんなに湯量が多いのでしょうか?ちょっと珍しい。
右手に行くと長く浴槽が続きます。なぜか流線型。でもゆったりとした浴槽で、都心では珍しく、ほぼ無色透明の湯。38℃と42℃と浴槽により、温度が選べるのも嬉しいです。
その先は露天風呂。自動ドアの手前には休憩所(木の椅子が数個)があります。高価そうな石(四国の花崗岩)で組まれた日本庭園風の露天。最後には東屋がありました。可もなく不可もなくといったところ。露天だけはあんまり高級でない方がいいんだけどなぁ。でも他のところと大きく違うところがひとつ。それは定期的に繰り返される地響きと叫び声。ラクーアに絡むように設置されたサンダードルフィン、絶叫コースターの仕業(しわざ)です。違和感は否めませんが、これはこれで風流?
(☆_☆)
かけ湯の左側は洗い場。どこにあるかと思ったら、こんなところに。うまく隠すことに成功しています。カミソリだけでなく、クリームも用意してあるところが嬉しいです。
 



■ 落下の瞬間を撮ったはずなのに、コースターが写ってない!? ■
 

■ 蛇のようにラクーアに絡みつくサンダードルフィン ■

仮面の剥がれる快感

でもここはなんて言ってもヒーリングバーデ。★5つはここのおかげです。細く長い階段を昇ると軽食を取れる広いフロアがあり、ここで男女が合流できる仕組み。再び長い階段を昇ると…。
広々としたバーデはまるで南国の島。ビーチチェア前の全面ガラス、サンダードルフィンが目の前に。高層ビルから寝転んで観る都会の風景、不思議な気分です。ところどころに東屋があり、茣蓙(ござ)がひかれてます。
中に低温サウナが4つ程ありました。サウナといっても普通思い浮かぶサウナとは全く別のもの。やさしい暑さでドライ。無理なく長時間利用ができます。黄土、貴陽石、セイント鉱石、松鉱石といった異なる素材を使い、それぞれ、遠赤外線やマイナスイオンを発生させているそうです。これが最高。寝転んで数分経つと顔から汗がどっぷり。まるで仮面でも剥がしたように、顔が柔らかくなっているのに気が付きます。体に溜まった悪い汗が、一気に削げたような爽快感。これは凄い、すばらしい!!いったん出てベンチテアで一眠り、またサウナへ。極楽極楽。竹取の湯の時よりも数段快適でした。

ワンランク上の癒し

全体的に落ち着いてて、高級感があります。ドームのホテルに泊まって、帰ることを心配せずに寛(くつろ)げたら、本当に天国かもしれません。フィットネスクラブもあるようで、こんなところの会員になれたら…。
せめて定期的にきて、心身ともに癒したい東京のオアシス。いいところを見つけました。

( ※ このレポートは 2004年09月20日に 東京つまみ食い にアップしたものです )

  案内 ~ ラクーア

東京ドームシティのスパ(温泉)施設を中心とした融合商業施設。
後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)旧コースターランド(遊園地北側部分)の再開発計画により建設され、2003年(平成15年)5月1日開業。
従来のファミリー層向けの遊園地ではなく、会社帰りに立ち寄ることもできるような都市型レジャー施設である。社会人女性を中心的なターゲットとし、基本コンセプトは「東京の真ん中でリフレッシュを楽しむ」である。
名称は、フランス語の女性単数定冠詞「La」(英語の「The」に相当)と日本語の「Laqu(楽)」、水を意味する「Aqua」を掛け合わせたものである。ラクーアのロゴは「Q」の輪の部分を観覧車「ビッグ・オー」、尻尾部分をジェットコースター「サンダードルフィン」のレールをイメージしたものになっている。
屋内風呂、露天風呂、サウナ、リラクゼーションスペース(リクライニングチェア)、ヒーリングバーデ(低温サウナ・岩盤浴。専用館内着のレンタル要)、アカスリ・エステ、ヘア・メイク、ネイルサロン、マッサージ、スタジアムシアター、ゲームカジノ等がある。
源泉名 小石川温泉

  地図


 

  リンク集(参考サイト)

LaQua
遊園地 | 東京ドームシティ アトラクションズ 公式サイト あとらく | 東京のど真ん中の遊園地(旧後楽園ゆうえんち)
ラクーア – Wikipedia  
  

撮影年月:2017年07月
撮影場所:後楽園
カメラ:Nicon CoolPix S3700



[ 更新記録 ]

初稿)2017年08月13日、街角アイキャッチ