表参道ヒルズ、天井にぶら下がっている謎のレーダー。これは一体?
レポート
Vの字に店舗が並ぶ表参道ヒルズ。吹き抜けを囲むように続く坂を下りながら、ショッピングが楽しめます。照明は表参道のケヤキ並木の映像をキャプチャリング、それをインプットとして変化させているのだとか。
問題のレーダーみたいなものは、実は超指向性ムービングスピーカー。上下左右に首を振ってます。顧客の声でもリサーチしているのか?
公式サイトには
「大型で高い遠達性を持ち、方向が可変できる特殊スピーカーを設置し、リアルな音像移動やゾーニング効果を可能とします」
とあります。階段に投影される映像にあわせ、鳥のさえずりとか、水音とかのサウンドを流しているだそう。各ショップのジャマにならないよう、音は中央階段を歩いている人にしか聞こえないそうです。
案内
表参道ヒルズ(おもてさんどうヒルズ、Omotesando Hills)は、東京・表参道にあり、商業施設、住宅施設、及び駐車場からなる複合施設。同地に存在した同潤会青山アパート(渋谷アパート)の再開発プロジェクト(第1種市街地再開発事業)として、2006年に開業した。
2006年2月11日(建国記念の日)にオープン。全長は約250メートルで、地上6階、地下6階。西館、本館と同潤館からなり、地下3階から地上3階は国内外の有名ブランドなどが入居する商業施設であり、4階以上は住居施設となっている。表参道の傾斜にあわせ、床をスロープ状に傾斜させているのが特徴である。本館内部は6層分の吹き抜け構造になっており、そのまわりでは「スパイラルスロープ」と呼ばれる通路がらせん状につながっている。
表参道ヒルズは同潤会アパート(青山アパートメント)を取り壊した跡に建設された。同潤会青山アパートは1927年に竣工し、築年数80年を経過していた。再開発は森ビルが中心になり計画を推進した。設計は安藤忠雄である。元々道路に挟まれた細長い敷地であったため、斜線制限により高層建築を造るのは難しい敷地であった。ケヤキ並木の景観と調和させることもあって地上部分を3階と低く抑え、地下3階とあわせて6層分のフロアとしている。外部照明の設計は照明デザイナーの内原智史が担当、空調、衛生、及び電気に関わる設備設計は森村設計が行った。
地図
リンク集
撮影場所:表参道
カメラ:Panasonic DMC-FX07
2稿)2016年07月08日、街角アイキャッチ
初稿)2006年12月31日、七人の見たもの