改装が終わった朝倉彫塑館へ行きました。猫百態を展示中。

猫百態

  レポート

会社記念日で平日が休み。夜、府中で飲み会、なので昼は中央線沿いを散策する予定。でもその前に日暮里で降りて、朝倉彫塑館へ行きました。改装で四年ほど閉館、もうオープンしているはずです。
行ってみると猫百態の案内。それはそれは。
 
 


 
 
でもチケットを買おうとして思い出しました。ここは館内撮影禁止、写真は撮れません。このインスタ全盛の今、残念なことです。ということでこの先は文字だけで。

朝倉彫塑館は昭和の彫刻・彫塑家であった朝倉文夫のアトリエ兼住住まいを改装したものだそうです。彫塑というのは粘土などを盛り付けて形をつくること。英語でいうとモデリング(Modeling)で、硬い素材から刻み出す彫刻(カーヴィング、Carving)とは別の技法です。

前に一度来たときは2つの驚きが。ひとつは住居。映画やドラマにでも出てきそうな旧家、広い庭もあってなんて趣のある家なんだと思いました。もう一つは猫の彫塑。階段のところに1点だけ展示されてましたが、それが本当に動き出しそう。日光の眠り猫なんて比ではありません。その猫の写真が撮りたかったんだけどなぁ・・・。

中に入るとすぐ企画展、猫百態でした。背伸びをする猫、眠りに落ちそうな猫、体を寄せ合う子猫、餌ばむ猫、病み上がりの猫、のぞき込む猫、・・・。猫がいっぱい、どれも動き出しそうです。これは本当に100匹ぐらいいそうです。

猫の写真もありました。一緒に写っているのは朝倉文雄? どこかのご隠居さんという感じですが。猫を数匹飼っていたんだなぁ。

※調べてみると朝倉文雄は猫好きで15~16匹の猫を買っていたとのこと。東京オリンピック(1964年)にあわせ、猫百態展を企画、しかし100匹作る前に亡くなられたそうです。今回の展示は写真も含め全作品58点。

帰りがけ入り口のところに「雲」というブロンズ像。目があってしまって、ちょっと怖かったです。
(--:

 


■ 朝倉彫塑館ダイジェスト ■

 

  案内

朝倉彫塑館(あさくらちょうそかん)は東京都台東区谷中七丁目にある明治 – 昭和の彫刻・彫塑家であった朝倉文夫のアトリエ兼住居を改装した美術館である。
1986年に台東区に移管され、現在は公益財団法人台東区芸術文化財団が運営・管理を行っている。
鉄筋コンクリート作りの旧アトリエ部分と、丸太と竹をモチーフにした数寄屋造りの旧住居部分からなり、その和洋折衷の特異な建築は朝倉文夫本人が自ら設計し、その意向が強く生かされている。
東洋ランの温室であったサンルームは「猫の間」とよばれ、朝倉の愛した猫をモチーフにした作品が一堂に会している。
朝倉彫塑館を特徴付けるのは、中庭の池を中心とした日本庭園と、大きなオリーブの樹が印象的な屋上菜園である。
池は谷中の湧水を利用しており、四季折々必ず白い花をつける木が植えられ、儒教の五常「仁・義・礼・智・心」を造形化した5つの巨石が配されたユニークな造園様式である。

 

  地図


 

  リンク集(参考サイト)

台東区立朝倉彫塑館|ASAKURA Museum of Sculpture, Taito
朝倉彫塑館 – Wikipedia
朝倉文夫 – Wikipedia
彫刻と彫塑 こんな日は月でも観に行こう
すべての猫好きに捧ぐ! 朝倉文夫の『猫百態』展が、53年の時を経て開催中です
なるほど、びっくり!ブロンズ像の作り方(動画) : デジログ!
 


 
 

撮影年月:2017年10月
撮影場所:谷中
カメラ:Panasonic DMC-LX7



[ 更新記録 ]

初稿)2017年10月18日、街角アイキャッチ