★[腕時計]ジャンピングアワー(COGU)


 
※ この記事は2008年05月06日に 東京つまみ食い にアップしたものです。ニフティのサービスが終了、閲覧でいなくなってしまったので、こちらにアップしておきます。
 


◆ 製品紹介


 
COGUブランドの機械式自動巻腕時計。

文字盤上の《 時 》の表示ががバラバラの位置にあり、短針は毎正時正しい時刻へとジャンプする。

手巻き機能付き。

グッチオ・グッチ(グッチ創始者)の孫、コジモ・グッチのデザイン。


◆ レビュー


 
腕時計を買いました。
(^o^)/

前回買ったのはアテッサ(シチズン)。レポートの日付が2004年8月16日なので、もう約4年も前のこと。落ち着いたデザインは会社でもプライベートでも違和感なし。光エネルギー駆動の電波時計で見易い、正確、メンテナンス要らず。3拍子揃った優れ物でしたが、残念ながらメタルバンドが合わず。どうしても手首が荒れるので、いつしか部屋の置き時計に。またケータイを腕時計代りに使う日々が続いてました。

今回買ったのはCOGUのジャンピングアワー(JHL4-BC)。会社でするには憚(はばか)られるアバンギャルドなデザイン。毎朝ネジを巻く(一応自動巻だけど)機械式。手首に巻き付ける革バンド。アテッサとは真逆、世話の焼ける彼女。(男性用は大きいので、今回は女性用を購入)
でもその姿をD-FORMEのショーケースの中に見つけ一目ぼれ。ネットで機能を確認、そのムーブメントも魅了され、数分後には楽天の買い物カゴにご招待。そう、少しでも早く彼女の瞬間芸を見たかったのです。
f(^_^)
 
静かな静かな黒い文字盤。その上をカラフルな数字たちが踊ります。頭に浮かんだのはバロック、ダリ、バンパネラという単語たち。良く見ると文字盤の上には小さなハートがありました。COGUはグッチの孫が役員を務める会社(ハウス・オブ・フローレンス)のコアブランド、彼自身がデザインしているらしい。デザインの良さはバランスの良さ、血筋の成せる技か。少し厚めのボディすら、計算されたものに感じます。 
 
 

~ ジャンピー、文字盤に着目 ~


 
 
何人が気が付くか、この文字盤。カラフルさに惑わされていると、その位置の不思議さを見落とします。

《 2、7、12、5、10、3・・・ 》

えっ!? 今何時??

なんとこの時計、短針が示す《 時 》の部分が不規則に並んでます。これがこの時計の名前の由来。短針は1時間毎、長針が文字盤を一周する度に次の時刻へジャンプ。つまり1時になれば1時(通常の7時)の位置に、2時になれば2時(通常の12時)に位置に瞬間移動するのです。

正しい時刻は示しているけど、なんてわかりにくい!!!

幼稚園の頃から刷り込まれた時計の読み方を、忘れないといけません。 ジャンピングアワーにも何種類かあるようですが、これはクレージータイプと呼ばれているようです。
(^_^;

短針は60分の間、現在の時刻の一度のズレもなく指し示し、じっとその時を待っています。健気にすら感じるその姿、是非とも見てほしいので、動画撮影に挑戦してみました。
(^_^;
 
 


■ 15秒後( 祝!Youtube初投稿、針の動きが見れます ) ■

 
 
機械式、自動巻き。電子式ばかり使っていたので、これがとても新鮮。まず届いたパッケージを開けた時から。
ジャンピー(たった今、命名した愛称)は休眠状態。ゼンマイを巻かなければなりません。注文してすぐ、配達されたようですが、私が家に帰ったのは週末。自動巻きされてたゼンマイは使い切ったよう。放って置いたらどのくらい動くのだろう?

添付されてたマニュアルが混乱のもと。機械式時計はゼンマイを巻く前に、竜頭のネジを解かないといけないものがあるとか、手巻きが出来ないものがあるとか。文章中に散在しているif文。肝心のジャンピーがどれに当たるかが、どこに書いてあるか判りません。仕方が無いので竜頭はそのままの状態でただ時計回りに回せばいいと読み代えました。

《 機械式はデリケートです 》

マニュアルに何度となく出てきた言葉を気にしながら、竜頭をクルクル。このくらい巻けばいいのかな。ジャンピーの顔色を伺いますが、秒針がないので動いているのか、いないのか不明。そっと耳に当ててみました。

《 チッチッチッチッチッチッ 》

おっ、動いてる。それにしても懐かしいなぁ、この音。
  
時刻を合わせて、腕に巻いてみました。しっくり皮膚に馴染む革ベルト。それにしても時計を腕に巻いているだけで、なぜゼンマイが巻かれるのか。不思議だ。再びジャンピーを外して裏返し。今度は内部を覗いてみます。
  
 

~ 裏スケルトン ~


 
 
なるほど、こうなっているのか。扇を広げたような振り子。ちょっと傾けただけで、右に左にグルン、グルン。微かな音を立て回ります。これを動力に換えてるわけか。時々聞こえていた謎の音の正体はこれだったのか。
 
バスや電車を待ってる時、ふと時間が気になった時、ちょっと左手を動かすだけで時間がわかる。これだけだけど便利、なんかとても自然。時刻も思っているほど判りにくくないし、だいたい気にしているのは長針だけなんだと気が付きます。
手間がかかる分、愛着が沸く不思議。電子ペットに似た感覚かな、これは。
 
 

~ 本物はフランクミューラーというらしい ~


 
 
 

 
 


◆ ブランド紹介 COGU


 
COGU (コグ)は、中華人民共和国香港を拠点とするファッションブランドである[1]。主にブランドのライセンス供与の事業を行っている。デザイナーはコジモ・グッチ。

コジモ・グッチはグッチ創設者のグッチォ・グッチのひ孫にあたる。グッチォ・グッチ社において、製造管理部門において品質・デザインを学び、後に父のロベルト・グッチが創立したハウス・オブ・フローレンス社の立ち上げと役員として手腕を振るう。その傍ら自らのブランドCOGUを2004年発表。主にブランドのライセンス供与の他、カジュアルラインの腕時計、ハンドバッグ、眼鏡やサングラスを販売している。

2009年、香港にて商標権の侵害を理由にグッチにより訴訟を起こされている。グッチ一族はグッチにおける一切の権利を喪失しているにもかかわらず、ブランドがグッチとの関連をほのめかしているという理由による。
 


  
 
【 公式サイト 】なし

 


◆ 参考

 
なし