★[靴]シャノン(チャーチ) [購入編]


 
 
昔の映画を観ていたら、こんな話をしていました。

「 本当にお洒落な人は、靴に金をかけるもの 」
 
そういうものか・・・。私は革靴を履き倒す主義。1~2万円の靴をボロボロになるまで履く派。雨の日に底から雨が入ってくるくらいボロボロになったら買い替え。手入れは修理はしません。それでよしと思っていました。
(腕時計も少し前まで使い捨て、電池が無くなったら買い替えていました)

しかしその考えに変化が。夏に通勤用にリーガルを買ったのですが、これが良い。硬めで重め、ちょっと高め。初めは靴ズレが酷く(なぜか左右の甲部分)、痛くて痛くてしょうがなかったのですが、それが治まるとこれ良い。オーダーメイドで靴を作ったらこうなるのではと思うほどのフィット感。これはどういうメカニズムなのでしょうか?
 
  


■ リーガルのローファー、Vチップ ■

 
 
少し重いのがいい。普段はさほど感じないのですが、疲労困憊しているときに威力を発揮。靴が普通に歩かせてくれます。振り子の原理?もっと高級な靴は、もっと素五蘊だろうなぁ・・・。

腕時計、鞄、デニム、ジャケット・・・。と買ったら、次は靴かな。あれこれ迷って購入したのがチャーチのシャノンです。今回はその購入編。シャノンを買うまでの話です。
 
 
ネットで調べ、今回はそれだけでは足りず、雑誌まで購入。オールデン(アメリカ)とチャーチ(イギリス)ってブランドが人気らしい。気になったのはチャーチの方。雨にも負けない丈夫な靴、メンテナンスも最低限でいいらしい。靴一足作るのに250にもおよぶ工程があり、3カ月かかるらしい。人気のあるモデル、シャノンはボリューム感のあるプルトップに愛嬌が。紐靴なのが気になるけど・・・。

これは一度履いてみないということで、チャーチ 表参道店へ。表参道久しぶり、地下にあるのか。早速シャノンの実物を見せてもらいます。これか・・・。
 
 


 
 
革が肉厚。これが獣のの革なのか。どうやったらこんな流線型になるのでしょう? でも本当の驚きはこの先です。
足の縦と横のサイズを測って、試着。履いてみて吃驚! 硬~~~~ぃ!!
靴ベラ、それも30cm以上が必需です。
それがストンと入ると、あとは素晴らしいフィット感。心地いい。気分はシンデレラです。
歩くと靴底が硬く、自然に背筋が伸びます。ジェームズボンドも履くわけです。
Kさんの評価も良好。なるほど。

「 これください 」

という言葉を飲み込んで、店を出ます。年のためオールデンも見ないと。

次の週、丸の内をウロウロ、伊勢丹サロンやユナイテッドアローズを見ましたが結局、シャノンに決定。BRITISH MADEにはサイズがなかったので、松屋銀座のBRITISH MADEで購入しました。
 
 


 
 

  
 
最後まで迷ったのがソール。レザーソールか、ラバーソールか。フロアを歩いた時、レザーソールだと滑る感じが。でもラバーだと実用過ぎる気も。会社には履いていかないだろうからな。レザーにしよっと。
 
  

  
  
靴紐も普通のと違います。ヌメっとした感じ。摩擦力が強そう。どの方向にも同じように曲がる金属管のようです。 
  


 
 

  
  
● いいなぁ。一生ものになる予感。靴擦れの洗礼がありそうだけど、その後が楽しみ。ブラシとクリーム、メンテナンスの道具も買わないといけないなぁ。
 
  
 

< 製品仕様 ~ シャノン(SHANNON) >

外羽根式プレーントゥ。トゥにボリュームがあるだけでなく、ロングノーズ気味。
アッパーにポリッシュドバインダー(素材の表面に樹脂加工をしてあるカーフ)を使っているので雨に強い。
ウェルトにストームウェルトを採用し、悪天候にも対応。
アイレット横に入るハンドステッチもシャノンの特徴。
木型はラスト103を使用。



 
 
 
 


◆ ブランド紹介 チャーチ

 

チャーチ (Church’s)はイギリスの靴の老舗ブランド。
正式なブランド名はチャーチーズであるが、日本ではチャーチで通っている。
創業は1873年。靴造りの町として有名なノーザンプトンのメープル ストリート30番地に小さな工房を開いた。
1930年代、ニューヨークに海外店舗を出店するなど、早くから世界市場を見据えて事業を展開していた。
2000年に経営難に陥り、イタリアのプラダの資本を受け入れて買収され、2008年現在はその傘下にある。
コストパフォーマンスが優れていたため「英国の良心」とも言われていたが、近年はユーロ高・原油価格高、原皮の供給源の減少等により、値段が高騰している。
 

【 公式サイト 】Church's footwear – OFFICIAL WEBSITE