★ 白い巨塔、 粗筋・感想×全31話
1978年春 放送
【感想31】危機迫る財前五郎に圧倒。こうなって、初めて医師がどうあるべきかわかったと里美に話す頃にはもうボロボロ(@@。又一も自分のせいと号泣。
【粗筋30】切除した胃の病理検索、追い詰められる財前。佐々木商店は共販所として営業を始める。そんな中、学術会議会員の当選が確実になる。
【感想30】佐枝子がやっぱりわからない。財前の証言に柳原が傍聴席から反論。財前と柳原の対質尋問に。この演技を見る前に猟銃自殺だったのか。
【粗筋29】亀山の登場に驚く被告側。裁判は有利になるが、佐々木商店は債権者委員会下に置かれる。里美は財前の顔色をみて体調の心配をする。
【感想29】泣き虫ねーちゃん登場、シナリオ通りの証言。財前より何も決めない柳原が幸せになるのが許せない。安田の退院に財前も笑顔を見せる。
【粗筋28】亀山(妻)証人に、財前側は佃に偽証工作。ケイ子へ財前の母を心配し医者へ。母親をこのままにするのかとのケイ子の問いに財前は・・・。
【感想28】泣き虫ねーちゃんに会ってみたい。証拠の捏造?すり替え?煮え切らない柳原が流され流され何もできず、出世する物語というのも新しいかも。
【粗筋27】病理検索を行わなかったのは癌転移に気付いてなかったから、新しい証言に喜ぶ里美、玉緒。安田は病状が悪化、緊急手術となる。
【感想27】裏工作、料亭やバーで話せないとオンラインでやるのかな。財前の体調悪化、自分で気が付かないなか。予想通り亀山(夫)の啖呵が聞けそう。
【粗筋26】患者の名は安田太一。安田は財前の手術を要求する。財前は執刀するが思うようにできない。一方うめは元気になり、畑仕事に精を出す。
【感想26】看護婦と手紙のやり取りをすると縁談に差し支えるのか?佐枝子が里美に惹かれる不思議。うめが遠くから感謝の言葉をいう姿にジーン。
【粗筋25】選挙の暗躍は進む。柳原は煮え切らない。佐枝子は亀山の証言取り付ける。うめの手術が行われる。そして、財前の前には死んだはずの・・・。
【感想25】大きな展開はなく話が進む。財前が癌になったように疲れを見せるぐらい。でも最後、死んだはずの佐々木が財前の前に!げっ、まさかのホラー化。
【粗筋24】里美の患者、うめは初期の癌と判明。正木は鵜飼のつながりがあり、鑑定承認の妨害を計る。又一の発案で柳原は医薬会社の娘と御見合い
【感想24】メイちゃ~ん、北林谷栄には死んでほしくない。柳原を追う揺れるカメラ、この頃からもうドラマに。元売り業者が商品回収。花登筺っぽい。
【粗筋23】関口は正木教授から、佐枝子は元看護婦の亀山から、それぞれ重要な証言を得る。林商店では番頭が集金を持ち逃げ、店が立ち行かない。
【感想23】丸の内北口、古い。佐枝子、デカい。西村晃まで出てきて吃驚。玉緒もう駄目そう、敗訴したら、裁判代は玉緒持ち。この世の中は残酷だ。
【粗筋22】学術会議選、教授会で財前を推す鵜飼。又一は弁護士を増員、万全を期す。オペの新記録を作った財前は愛人も作りケイ子に悟られる。
【感想22】患者にぞんざいな財前、納得ゆくまで検査を重ねる里美。結局柳原に見限られて・・・。少しコント要素を入れると令和でも通じるかも。
【粗筋21】鵜飼から学術会議会員の話が。裏があるのではと疑う財前。財前・里美、ともに癌進行の患者。裁判は控訴、柳原の元に関口が訪ねてくる。
【感想21】佐々木商店がでてくるどてらい男を思い出す、同じセット? 財前・里美、ともに癌進行の患者、どう展開させるつもりか。又一、コロッといきそう。
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【粗筋20】判決主文、原告の訴えを棄却。明暗くっきり。原告は控訴。辞職した里美は大河内の口利きで近畿がんセンターへ。そして1年4か月が過ぎる。
【感想20】道義的責任、厳しく反省を求められる財前。そのつもりなさそう。財前、里美、二人の前に現れた癌患者(たぶん)。第2部終了だな。
【粗筋19】証言に詰まる柳原、立て板に水の里美。対質尋問、追い詰められる柳原。再び鑑定証人申請、その証言が裁判の流れを大きく変える。
【感想19】タイプみたいなの何?柳原はいつまでもつか。唐木教授の鑑定に財前調子乗る。ついに玉緒、裁判に怒る。最後は柳原がひっくり返すか。
【粗筋18】里美にかかる圧力。鑑定証人の2名の教授は正反対の証言を行う。次は里美と柳原、里美の妻三知代は証言を辞めてほしいと懇願する。
【感想18】佐枝子は馬鹿なのか。ケイ子は不二子? 令和の御世、パワハラ、内部告発という言葉があるが、同じなのか。お歳暮も贈ってないから知らん。
【粗筋17】開廷。金井の証言に、鋭く切り込んでくる関口。また、大河内は財前が注意義務に欠けていたと証言する。両弁護士が鑑定証人を申請する。
【感想17】財前危うし、里美の証言前に裁判は不利な状況に。動くに動けずの又一。まだ、佐枝子の位置付けがわからない。ある種の狂言回し?
【粗筋16】裁判の話で院内は持ちきり。機嫌の悪い財前に、突然母が訪ねてくる。工作に余念のない財前、柳原にウソの証言を強要。里美には圧力が。
【感想16】財前、又一に逆らう。財前はケイ子に母を京都を案内させる。急に来るなぁ、まさか二人の話に泣かされるとは・・・(@@。あっ0系のひかりだ。
【粗筋15】帰国会見、得意満面の財前。記者の質問にその顔色が変わる。手術患者の死亡、誤診の文字。即動き出す又一、鵜飼と弁護士を決める。
【感想15】盛り上がりが凄い!裁判工作に忙しい財前。又一、凄いパワー。関口弁護士(児玉清)登場。患者側の証人に立つ里美。この先どうなるどうなる。
【粗筋14】ドイツの休日、財前はレストランでサインを頼まれる。バーで妖しいメッセージのやり取り。一方、悪化する佐々木の病状に、柳原は頭を抱える。
【感想14】又一出てこないとつまらない。エアシュートのメモ、裁判で出るのかな。なんか、玉緒が怒り出しそう。僕はもういつ死んでも大丈夫だなぁ・・・、あっ駄目だ。
【粗筋13】佐々木の手術が始まる。思った通りだ、胃を投げポイと捨てる財前。手術は2時間10分で終わる。ケイ子がドイツに一緒に行くと言い出す。
【感想13】新記録、何回言うんだ。なぜ、断層写真を撮らせない、エクスパートは厄介。壮行会の最中、容態の急変を知らせる電話。どちらもわかる。
【粗筋12】患者にも横柄な財前。初期のクレプス(癌)発見、すぐに入院となる佐々木。断層写真をいう柳原に怒りを露わにする財前。ケイ子の笑い不気味。
【感想12】保健扱いって・・・何? 私が知らされた時は、頭が真っ白になった。父も母も気丈に振舞ってたけど、きっと辛かったんだろうと、ドラマを見て思った。
【粗筋11】佐々木傭平。検査は潰瘍を示すが癌の疑いを捨てきれない里美、財前に検査を頼む。海外講演の準備で忙しい財前は引き受けるが・・・。
【感想11】財前教授の総回診始まる。勝つと負けるで大違い、又一はケイ子の家賃まで負担する。太っ腹過ぎ。谷幹一・中村玉緒登場。今度が医療ミスの話?
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【粗筋10】鵜飼怒る、佃の直談判事件の波紋。財前は里美に相談するが。船尾が本気を出す。又一は大河内まで手を伸ばす勇み足。決選投票は・・・。
【感想10】里美の電卓ほしい。同じ話がいつまで続くんだ。でも教授選は45年後の今も同じそう。同じ料亭に同じクラブ、祝宴はダブらなくて良かった。
【粗筋09】東の投票棄権が波紋。財前と菊川(米倉斉加年)の決選投票に。鍵を握る野坂に両陣営から伸びる手。佃は直接菊川に辞退を要求する。
【感想09】又一、結果に怒る。本人より真剣なのはなぜ、何かあるのか?昭和セレブは自宅でも着物着るのか、愚連隊?東vs財前Part2、財前強気。
【粗筋08】選考会、大河内に逆らえない鵜飼。候補は吉川(金沢大)、葛西(徳島大)と財前五郎の三名に。又一は五郎にケイ子に注意と釘を刺す。
【感想08】又一と岩田は私の大阪のイメージ。金を渡すにも品が必要と岩田、上品も下品も金の値打ちに変わらんと又一。バイタリティあるなぁ。いよいよ教授選。
【粗筋07】教授選考委員に大河内教授が。渋い顔の五郎。里美に応援を頼むも正論を返される。委員会では大河内が場を仕切り、全国から推薦を取ることに。
【感想07】バーのシーンが多し。こんな感じなのか、日本の人事は。ドクターXのステーキ屋よりリアル。なんであんなにタバコを吸うんだろう?
【粗筋06】真鍋市議、東教授と談判。隣で聞いてる又一一同。話はまとまったかに見えたが・・・。捨てる神に拾う神、東に医院長の話が持ち上がる。
【感想06】女将に怒ってどうする又一。大学病院は汚いという佐枝子。金も、女も、ヤクザも、流言飛語もない。学閥ぐらい可愛いものじゃないのか。
【粗筋05】市議会議員に手を伸ばす又一、情報を集める佃。洛北大学OB、京津電鉄病院長。周囲に広がる波紋。財前は教授選に手応えを覚える。
【感想05】出世、厚遇のためみんな必死だ。もっと自分の時間を大切にすればいいのに。でも里美の団地生活をみると・・・。どの道、足を掬われちゃうんだよなぁ。
【粗筋04】東都大学から次期教授をと東教授。一方又一は鵜飼部長を懐柔。五郎は医局長佃をバーに呼ぶ。そしてケイ子は五郎の別の一面を知る。
【感想04】序列と人情、サービス残業と派閥。高度成長期の原動力か。東vs財前、最後の火花散る言い合いが、すでに前哨戦か。医療ミスはどうなった?
【粗筋03】鵜飼部長の患者が里美に回り、里美は癌を疑う。開腹検査を財前に頼むが、財前は教授選を考え、オペを躊躇う。患者は膵臓癌だった。
【感想03】財前、結構大雑把。むしろリアルか。癌にも珍しいのがあるんだ。財前の義理の父、財前又一(曽我廼家明蝶)が舞台嵐。全て持ってく。
【粗筋02】財前の愛人、花森ケイ子。ホステスの彼女は客たちの話を聞き、五郎に伝える。東教授は次期教授を別に迎えるらしい。財前も動き出す。
【感想02】助教授って、雑用係だったのか。教授になれるか、なれないかで大違い。こっそり、タイムショックって、言ってほしい。局が違うか。ナレーター、家弓家正!
【粗筋01】浪速大学第一外科助教授・財前五郎。凄腕の彼は淡々と教授の椅子を狙っていた。しかし教授の東貞蔵は、癖のある彼を快く思ってなかった。
【感想01】手術シーンに吃驚、ホルモン屋みたい!それもアップで!病院はなんか茶色いし、器具は電子ではなく電気!カメラワークが幼い!・・・が面白い!
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財前五郎(第一外科助教授):田宮二郎
里見脩二(第一内科助教授):山本學
東貞蔵(第一外科教授):中村伸郎
鵜飼雅一(浪速大学医学部長):小沢栄太郎
大河内清作(前医学部長):加藤嘉
佃友博(第一外科医局長):河原崎長一郎
柳原弘(第一外科医局員):高橋長英
亀山君子(第一外科病棟婦長):松本典子
花森ケイ子(財前五郎の愛人):太地喜和子
財前杏子(財前五郎の妻、又一の娘):生田悦子
東佐枝子(東貞蔵の娘):島田陽子
東政子(東貞蔵の妻):東恵美子
里見三知代(里見脩二の妻):上村香子
里見清一(里見脩二の兄、開業医):岡田英次
鵜飼典江(鵜飼医学部長の妻):野村昭子
黒川きぬ(財前五郎の実母):中北千枝子
財前又一(財前産婦人科医院院長):曽我廼家明蝶
岩田重吉(浪速医師会会長):金子信雄
真鍋貫治(大阪市議会議員):渡辺文雄
佐々木庸平(佐々木商店社長):谷幹一
佐々木よし江(佐々木庸平の妻):中村玉緒
佐々木庸一(佐々木庸平の長男):中島久之
関口仁(第一審原告側・控訴審控訴人側弁護士):児玉清
河野正徳(第一審被告側・控訴審被控訴人側弁護士):北村和夫
国平敏男(控訴審被控訴人側弁護士):小林昭二
大阪地方裁判所の裁判長:大滝秀治
山田うめ(奈良県十津川村の農婦):北林谷栄
亀山雄吉(亀山君子の夫):山田吾一
安田太一(中小企業社長):谷幹一
加奈子(ホステス):夏樹陽子
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【蘊蓄】
田宮は本作でメスを持つ手にリアリティを持たせる為、カエルの解剖を幾度と無く繰り返していたという。
手術シーンのほとんどは、医師及び患者の許可を取って撮影された実際の映像である。
ロケは神奈川県伊勢原市の東海大学病院で行われた。田宮が同病院と懇意にしていたことから実現したものである。
癌患者・佐々木庸平への薬の投与を巡って財前と里見が論争するシーン(第13話)であったが、田宮は躁うつ病(双極性障害)を患っていたこともあり異常にテンションが高かったため、「このままでは後が大変になる」と危機感を抱いた里見役の山本學が撮影を中断すると田宮は激怒してセットの裏側に隠れてしまい、山本學が田宮に何度も謝罪してようやく撮影が再開されたという。
最終話ラストシーンの財前五郎の死のシーンに際して田宮は3日間絶食してすっかり癌患者になりきり、財前の遺書も自らが書き、それを台本に加えさせた。全身に白布を掛けられストレッチャーで運ばれる財前の遺体は、自ら希望して田宮自身が演じている。
撮影終了後の田宮はすっかり虚脱状態になり、「財前五郎の後に、どんな役を演じたらいいかわからない」とプロデューサーの小林俊一に漏らすようになっていたという。
1978年12月28日に、田宮は猟銃自殺した。このことに世間は衝撃を受け、この時点でドラマの未放映回が2回分残っていたが、それまでは12 – 13パーセント (%) 程度だった視聴率が12月30日の最終回直前回で急上昇し26.3%を記録し、最終回は31.4%まで大幅にアップした。
(白い巨塔 (1978年のテレビドラマ) – Wikipedia)