寅さん？愛宕洋榎？ 思わず口に出る「むだ口」を許す限り。
ああに粟飯香香に茶漬け（ ああにあわめしこうこにちゃづけ ）
当たりき車力車曳き（ あたりきしゃりきくるまひき ）
あたり前田のクラッカー（ あたりまえだのくらっかー ）
蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨（ ありがたいならいもむしゃくじら ）
ありがた山の鳶烏（ ありがたやまのとびからす ）
一言も梨の木さいかち百日紅（ いちごんもなしのきさいかちさるすべり ）
言わぬが花の吉野山（ いわぬがはなのよしのやま ）
嘘を築地のご門跡（ うそをつきじのごもんぜき ）
おいて栗尾の満願寺（ おいてくりおのまんがんじ ）
大あり名古屋の金の鯱（ おおありなごやのきんのしゃち ）
大石勝った、吉良負けた（ おおいしかったきらまけた ）
大違いの鬼子母神（ おおちがいのきしぼじん ）
おか椎の実が一袋（ おかしいのみがひとふくろ ）
恐れ入谷の鬼子母神（ おそれいりやのきしぼじん ）
お茶の子さいさい河童の屁（ おちゃのこさいさいかっぱのへ ）
お疲れさんさんさんころり（ おつかれさんさんさんころり ）
おっと合点承知之助（ おっとがってんしょうちのすけ ）
驚き桃の木山椒の木（ おどろきもものきさんしょのき ）
面白狸の腹鼓（ おもしろだぬきのはらづつみ ）
肝心鹿島の要石（ かんじんかしまのかなめいし ）
聞きに北野の時鳥（ ききにきたののほととぎす ）
御意は吉野の桜餅（ ぎょいはよしののさくらもち ）
桂馬の褌はずされぬ（ けいまのふんどしはずされぬ ）
困り煎り豆山椒味噌（ こまりいりまめさんしょうみそ ）
これから酒の壇ノ浦（ これからさけのだんのうら ）
よなら三角また来て四角（ さよならさんかくまたきてしかく ）
仕方中橋神田橋（ しかたなかばしかんだばし ）
生姜なければ茗荷がある（ しょうがなければみょうががある ）
正真正銘けぶけちりん（ しょうしんしょうめいけぶけちりん ）
そうは問屋が卸さない（ そうはとんやがおろさない ）
その手は桑名の焼き蛤（ そのてはくわなのやきはまぐり ）
たまげた駒下駄東下駄（ たまげたこまげたあずまげた ）
だんだんよく鳴る法華の太鼓（ だんだんよくなるほっけのたいこ ）
敵もさるもの引っ掻くもの（ てきもさるものひっかくもの ）
もはや蛙の頬冠り（ もはやかえるのほおかむり）