東京都府中市で発生した現金輸送車の窃盗事件。約3億円の現金が白バイ警官に扮した男に盗まれた
盗まれたのは東芝府中工場の従業員4525人に支給されるはずのボーナスだった。総額は2億9,430万7,500円、保険に入っていたため実害はなく、保険会社も日本以外に再保険をかけており、誰も傷ついていないことから、憎しみ(2943)のない犯罪と呼ばれた(参考01)
犯行の一部始終を目撃していた女子高生がおり、当時の様子をテレビのインタビューに応えている(参考02)
発生から四か月後に捜査に加わった平塚八兵衛は初動捜査を検証、杜撰なものとわかった。モンタージュ写真は犯人の顔をまったく見ていないものが、責任上見てと答え、作られたものであった
時効の5年後、モンタージュ写真は事件とは無関係な男性の写真をそのまま使ったとの疑惑がもちあがった(参考02)
容疑者 少年S。立川グループのリーダー格。当時19歳。車の窃盗手口が同じ。父親が白バイ隊員。土地勘あり。事件前に現金輸送車を襲う話をしていた。刑事たちが引き上げた後、謎の中毒死した。父親へ尋問を行った平塚八兵衛刑事の判断により「シロ」と断定(参考01)
容疑者 少年z。立川グループのリーダー格。当時18歳。事件後に桁違いに金回りがよくなった。時効直前にハワイを訪れた毎日新聞の記者がZに「事件に関わっていたのでは」と問いただしたが黙秘。公訴時効寸前の1975年11月15日、別件の恐喝罪で逮捕され、金の出所を追求され答えたが、矛盾点や嘘を追求すると、度々叫び声をあげ、自傷行為に走った。取り調べにならず、上層部の判断により12月4日に釈放(参考01)
容疑者 府中市の運転手。事件当時は25歳。発生から1年後の1969年12月12日、『毎日新聞』が本人の顔と本名をモンタージュ写真にFの顔を合成するなどして犯人視する報道を展開。このため警察が逃亡を防ぐとの名目で別件逮捕。ところが、アリバイが証明され、完全なシロとして釈放された。2008年9月に自殺(参考01)
目撃証言の見落とし1。事件発生直後、八王子で遊んでいた子供が白バイを見ていた。親も確認済(参考02)
目撃証言の見落とし2。事件発生直後、建設中の中央高速道路の資材置き場で、バイクを塗装する男が目撃されていた(参考02)
【参考01】三億円事件 – Wikipedia
【参考02】File.10 三億円事件 | 未解決事件 | NHK