2024年(令和6年)1月1日(月)発生。
日本航空516便が海上保安庁のみずなぎ1号と衝突、滑走路上で炎上した。みずなぎは前日に発生した能登半島地震の対応のため2回飛行していた。
海保樹は管制官からの「JA722A ナンバー1 C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」に復唱、しかし滑走路に進入した。「ナンバー1」を「離陸許可」と誤認したのではと推測される。
516便の乗員乗客は全員脱出。世界から奇跡の18分間と称賛された。
全員脱出できた理由の第一は、乗客がパニックに陥ることなく、CAの指示に従い荷物を持ち運ぶことがなかったためと言われている。
全員脱出できた理由の第二は、後部の非常ドアを担当CAの判断によりオープンし、脱出装置を作動させたことが挙げられる。乗務員が連絡を取り合うインターフォンシステムが故障だったため、本来最終判断を行う機長に確認できない状態だった。また機首が下を向いていたために、脱出装置が正常に動作するか、難しい判断だった。
機長は取り残された人がいないか1列づつ見回りを行い、逃げ遅れていた乗客数名を非常口に誘導、全員の脱出を確認し、一番最後に脱出した。
緊急時、乗務員が行う脱出への5つの手順は…
➀衝撃から身を護る
➁パニックコントロール
➂状況確認
➃乗務員全体での情報共有
➄非常口への誘導
羽田空港の離着陸は混雑時、1分間に1.5回に及ぶ。
【参考】【羽田空港事故】なぜ旅客機から全員脱出できた?緊迫の18分に何が?専門家が語る“苦しい判断”とは【クロ現】| NHK – YouTube
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