くねくねくねくね。

  レポート

本当にくねくね、大蛇が通った跡のようです。それでも車一台は余裕で通れる広さで、しっかり舗装もされてます。でも一通にしなくて大丈夫なんだろうか?
この道は文京区と台東区の境目。道に沿って並ぶ民家もちゃんと蛇の掟(くねくね)に従ってます。もっと古い民家の連なりを予想してたのに、案外普通でちょっとがっかり。

ヘビ道を歩きながら私は空想します。昔ここは見渡す限りの平野。草が茫々(ぼうぼう)に生えています。そこに一匹の牛。のんびりそれを食べています。こっちでむしゃむしゃ、あっちでむしゃむしゃ。気まぐれに食べ歩く牛の後には、その気まぐれに通りに草が薙ぎ倒されていきます。
やがてその後を、兎が利用。そしてキツネが、たぬきが。牛の通った跡はケモノ道になり、やがて人も通るように。いつしか幅の広いになり、そこを飛脚が通り、駕籠が通り、団子屋ができて。道に沿って家が建ち、舗装されて道路になり。なぜこの道がくねくねなのか、誰も疑問に思わないまま、今日に。
こんな風にこのへび道はできた。結構、なんの疑問も抱かず当たり前と思っているにも、意外とつまらない理由の事が多いのかも。あぁ、人間の歴史なんて・・・。

でもヘビ道は、本当は川だったところを道にしたので、クネクネしているだけだそうです。

  案内

かつては藍染川という小川だった。

数えた人によると15回曲がっている。

  地図


 

  リンク集(参考サイト)

【谷根千散策】へび道をくねくね歩く – NAVER まとめ
   
 

撮影年月:2003年08月
撮影場所:千駄木



[ 更新記録 ]

2稿)2016年07月20日、街角アイキャッチ
初稿)2003年08月11日、東京つまみ食い