★[ドキュメンタリー]幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーの感想(File-009:コティングリー妖精事件、ファフロツキーズ)

2015年11月1日ドキュメンタリー, 感想, 番組

● ついに解明!?ファフロツキーズ。(゚Д゚`*)エ~


 


 

◆ コティングリー妖精事件

● コティングリー妖精事件(コティングリーようせいじけん、The Case of the Cottingley Fairies)は、イギリスのブラッドフォード近くのコティングリー村に住む2人の従姉妹フランシス・グリフィス(1907年9月4日 – 1986年7月11日)とエルシー・ライト(1901年7月10日 – 1988年4月)が撮ったという妖精の写真の真偽をめぐって起きた論争や騒動のことをいう。この写真は2人による捏造であった。

【 データ 】
● No.:File-009
● 初放映:2014年5月7日

【 番組内容&感想 】
● ティンカーベルを追いかけながら、妖精なんか見たことないという白千明。www
● 1920年12月、イギリスで人気の雑誌ストランド・マガジンに掲載された衝撃的な写真。番組ではその写真を紹介、事件の始まり、その背景を説明します。

1枚め、少女と4人の妖精。偶然撮影された妖精はピンク、グリーン、うす紫、藤色。

2枚め、少女の膝に飛び乗ろうとした妖精ノーム。

 

でも話はコナンドイルに移り、少女達の名前ほか、詳細は伏せられたままです。テーマが科学と迷信だからかなぁ。最後にお婆ちゃんになった少女達が、捏造を告白したことだけが伝えられます。
● ピンク、グリーン、うす紫、藤色。・・・おしい、あと赤と黄色が入ればモモくろだったのに。うす紫と藤色というのは何が違うのかというのも気になります。この写真がカラーだったら、大きな騒ぎにならなかったろうなぁ。
● この頃の写真機って女の子にも扱えたのかなぁ・・・。写真ガラス原板って何!?

コティングリー妖精事件
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【 追加調査 】
● 事件当時エルシー・ライトは16歳、従姉妹のフランシス・グリフィスは11歳だった。
● エルシー・ライトは、家の近くの写真館でアルバイトをしていた。「ただの使い走り程度だった」と説明されていたが、よく調べてみると、実際は写真の修整も手伝っていた。
● 1978年にコンピューターを使って写真を分析したところ、光の当たり方が他の部分と異なっていることから、写真の妖精は立体ではなく、平面な紙などに描かれ、切り抜かれたものであることが判明した。
● 1983年、フランシスとエルシー告白文がタイム誌に掲載された。「プリンセス・メアリーのギフトブック」(1915年発行)にあった絵を厚紙に模写して、羽を描き加えて妖精に仕立てた。それを切り抜き、帽子を止める長いピンで地面や木や葉っぱなどに固定して撮影した。
● イギリスの超常現象番組に出演した二人は、妖精の話をしても真剣に取り合わない大人たちをやりこめたくなって、トリックを思いついたのだと語った。


~参考にした絵と模写~

● 晩年になってから真実を語った理由は
① 川や森に遊びにいく理由がほしかったから(泥まみれになって遊んでいた為、親から怒られていた)
② ドイルの名誉のため
③ ほんのイタズラだったのが想像以上に大きな事になってしまい、怖くなった
ということだった。
● フランシスは「最後の一枚だけは本物」だと、死の最後まで言い続けた。(中央の渦巻き、右側の妖精は絵)


 
● コティングリー妖精事件で妖精を撮影したとされる写真機と5枚の写真ガラス原板は、日本における妖精学の第一人者である井村君江によってコレクションされ、現在は井村が名誉館長を務める宇都宮市の「うつのみや妖精ミュージアム」に展示されている。
● コナン・ドイルの娘によれば、「父はこの事件を完全に信用していたのではなく、二人の少女達が嘘をつき続けているという事が信じられなかった」とのことである。

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◆ ファフロツキーズ

● ファフロツキーズ(英語: Fafrotskies)もしくは怪雨(かいう)とは、一定範囲に多数の物体が落下する現象のうち、雨・雪・黄砂・隕石のようなよく知られた原因によるものを除く「その場にあるはずのないもの」が空から降ってくる現象を指す。

【 データ 】
● No.:File-009
● 初放映:2014年5月7日
ゲスト:防衛大学 地球海洋学科長 小林文明教授

【 番組内容&感想 】
● ファフロ・・・なんだって!? (゜ロ゜;
ファフロツキーズ( Fafrotskies)って言葉、はじめて聞きました。何かかっこいい。空から魚とかが降ってくる怪現象のことらしい、それは知っています。「FAlls FROm The SKIES」(空からの落下物)の略だそうですが、空にも複数系があるのか。
● まず、能登半島の七尾市で起きた事件を紹介。駐車場の1部、1m四方に振ってきたオタマジャクシが十数匹、証拠写真で説明。現場で実際にオタマジャクシが降ってくるのを見た人の証言も。インタビューに100匹近く振ってきたと答えています。
● 1800年前から世界中で起きているというこの現象。19世紀ルーマニアでは魚の雨、17世紀アメリカではネズミの雨、ほかにもカエル、ミミズ、クラゲ、クモが降った記録があるらしい。凄い、再現フィルムでバレットタイムしている。
現代でも2000年イギリスのグレートヤーマスでは庭一面に海の魚が。2010年オーストラリアのラジャマヌでは2日連続でスズキが。日本では6月オタマジャクシが振る事件が全国(七尾市含む)各地で13件も。 原因としてワームホール、大量発生の勘違い、竜巻、錯覚、鳥、いたずらなどが考えられると説明している。オタマジャクシが通るワームホール!?ずいぶん、庶民的。
● 原因として有力なのが竜巻。つむじ風・台風・竜巻の発生メカニズムを説明、そのパワーをニュース映像で紹介。北海道留萌沖で発生した海上竜巻の映像まで。さすがNHK。その上で七尾の現象ではその日時に積乱雲が発生していないこと、駐車場が水に濡れてないことから竜巻説では説明できないと切り込みます。インターネットセクションの霧島レポート(特命リサーチ200X)でも、竜巻を原因としてましたが、それを完全否定。確かに近年の竜巻の映像をみても、特定な生き物をよって巻き上げるのは難しいそうだし、第一そんな大きな竜巻が通ったんだったら 、普通そのせいだと思い不思議にならないだろう。・・・でもだったらどうやってオタマジャクシが降る!?この番組で結論が出すというのか・・、期待しちゃいます。
● 番組が取り上げたのは鳥説。筑波大学の准教授が9分9厘サギの仲間が原因といいます。七尾市に多く生息するサギはドンブリ鉢1杯分ぐらいのオタマジャクシがお腹に入っちゃうらしい。サギは雛に餌を与えるために吐き出す仕組みを持っていて、捕食者に驚き空中で吐き出すこともありえるといいます。それでサギがオタマジャクシをばら撒いていた・・・。なるほど。でもクラゲは?ネズミは?スズキは?
(==;
栗山千明の発音がファフロツッキーズになってて笑えます。レットビッキーズ!?


 
【 追加調査 】
● ファフロツキーズはアメリカの 超常現象研究家、アイヴァン・サンダーソンが名付けたとのこと。 オーパーツもこの人が命名したらしい。グロブスター(Globster)という言葉も提唱、これは海岸に漂着する謎の肉塊のこと。
● 空から降ってきたものは・・・。
<日本>
● 0884年、石鏃23枚(秋田城)
● 1793年、獣毛(江戸市中)
● 2009年、オタマジャクシ(石川県七尾市)

<海外>
● 紀元前54年、四角い形をしたの鉄(南イタリア ルカニア)
● 1828年、魚(アメリカ メリーランド州ケンブリッジ)
● 1830年、腐りかけの魚(インド)
● 1833年、日干しになった魚(インド フッテプール)
● 1869年、血と肉、髪の毛(米カリフォルニア州はロス・ニエトス郡区のJ.ハドソンの所有する農場)
● 1890年、真っ赤な血の雨(イタリアはカラブリア、メシナディ)
● 1953年、銅の欠片(アメリカ コネチカット州ニューヘブン)
● 1861年、魚(シンガポール)
● 1968年、40~50枚のコイン(イギリス ラムズゲート市)
● 1890年、血の雨(イタリア カラブリア州 メシナディ)
● 1901年、町のおよそ4ブロックに渡ってカエル(アメリカ ミネソタ州 ミネアポリス)
● 1948年、ニシン(イギリス ボーンマスのゴルフ場)
● 1956年、ナマズ、バス、ブリーム(アメリカ アラバマ州 チラチー)
● 1841年、血、そして筋肉と脂肪(米テネシー州レバノンのタバコ農園)
● 1859年、ヒメハヤ(コイ科の魚)やトゲウオ(イギリス マウンテン・アッシュ)
● 1877年、小さなワニ(米ノースカロライナのJ.L.スミス氏所有の農園
● 1966年、巨大な魚(オーストラリア シドニー北部)
● 1968年、血と生肉(ブラジルはカカパヴァとサンホゼカンポスにまたがる1kmのエリア)
● 1973年、3つの巨大な石(南アフリカ)
● 1981年、北アフリカに生息するカエル(ギリシャ ペロポネソス半島 ナフリオン)
● 1881年、重さ何トン分にも及ぶヤドカリとタマキビ貝(イギリス ウスター)
● 1982年、トウモロコシの粒(アメリカ コロラド州 エヴァンス)
● 1989年、サーディン(オーストラリア イプスウィッチ)
● 1995年、大量の10ポンド紙幣(イギリス オックスフォードシャー州キドリントン)
● 1995年、一塊になった紙幣7000ドル(アメリカ マサチューセッツ州イースト・ボストン マクレラン・ハイウェイ)
● 1995年、激しい雨の中数百匹ものカエル(イギリス シェフィールド)
● 1996年、半透明なゼリー状の物体(タスマニア)
● 2000年、海の魚(イギリス グレートヤーマス)
● 2001年、トウモロコシの皮(米カンザス州ウィチタ)
● 2001年、赤みがかかった雨(インド ケララ州)
● 2005年、ボールベアリングのような金属球(アメリカ テキサス州)

【 特命リサーチ!200Xでの扱い 】
● 1999月11月14日に放映の「空から魚が降ってくる怪現象の謎」で25分近くたっぷりファフロツキーズ(この言葉は登場しない)が紹介された。でもほとんどが竜巻の話、ファフロツキーズ自体の考察は少ない。
● イギリスで起きたファフロツキーズについて3件ほど紹介。降ったのが海の魚でいずれも海から遠い場所であると説明される。最初のファフロツキーズが検証され、その可能性として3つ(愉快犯によるもの、空中輸送物の落下、竜巻)があげられた。結論として竜巻しか考えられないとして、実際に海で発生した竜巻の映像が映し出された。
● 話は竜巻に移り、日本でもヒートアイランド現象の影響で、竜巻が多発し始めるとの警告。アメリカのドップラーレーダを使用したNEXRAD(竜巻予知システム)を紹介後、日本での竜巻対策マニュアルを説明。桐島夏子(菅野美穂)が調査に夢中で松岡チーフ(佐野史郎)への報告を忘れ、カンカンに怒られるところで終わる。ww

 

 


 

 



初出:2015年09月05日、テレビの悪足掻き