★[刑事ドラマ]刑事コロンボのすべて


● あの頃はアメリカも昭和だった。刑事ドラマ、刑事コロンボの情報です。



● 放映期間:1972年8月27日~1979年1月3日
● 放送局:NHK
● 放映日時:不定期
● 放送回数:全45話
● 製作国:アメリカ合衆国
● 製作放送局:NBC
● 音声:モノラル
 





【 エピソード 】
● コロンボがTVに初登場したのは1960年。「The Chevy Mystery Show」内で放送されたエピソード「Enough Rope」で、バート・フリードが演じた。その後このエピソードをもとにトーマス・ミッチェル主演の舞台劇『殺人処方箋』が公演された。1968年に再度TV版にアレンジされた際、フォークが選ばれたのは、舞台で絶賛されたトーマ ス・ミッチェルがすでに亡くなっていた為。
● コロンボの身分は「Lieutenant(ルテナント)」である。 正確には警部補であるが、訳者が正確さより語呂を選んだため。
● コロンボの口癖は”Just one more thing.”(邦訳「あと1つだけ」)。
● よれよれの背広とレインコートはピーター・フォークが作り上げたスタイルであり、レインコートと背広も彼の私物である。雨が降った日にレインコートを忘れるエピソードがある。
● コロンボの愛車は1959年式のプジョー・403コンバーチブル、フランス製、ボディーは青。走行距離は15万キロ超。
●《 ホリスター将軍のコレクション 》と《 闘牛士の栄光 》でクローズアップされた警察バッジケースによるとコロンボのファーストネームはFrank。
●「コロンボ」姓については、脚本家のウィリアム・リンクによると、ビリー・ワイルダーの代表作『お熱いのがお好き』の登場人物「スパッツ・コロンボ」に由来しているという。
● コロンボは運動は苦手で泳げない。飛行機に非常に弱い。
● コロンボは朝鮮戦争に従軍した経験があるが、前線には出ず炊事当番をしていた(白鳥の歌)。
● 刑事コロンボのように、あらかじめ犯人がわかっているミステリー小説を倒叙物と呼ぶ。犯人に大物俳優配した場合、視聴者には彼らの登場時点で犯人とわかってしまうため、この形式を採用した。
● キャラクターのモデルはドストエフスキーの『罪と罰』に出てくるポルフィーリ・ペトローヴィチ予審判事。
●「刑事コロンボのテーマ」として知られている曲は、『 NBCミステリー・ ムービー 』のテーマ曲である。実際のコロンボのテーマは《 This Old Man 》と呼ばれるアメリカの古い歌であり、コロンボが頻繁に口笛を吹いたり口ずさんだりしている。
●《 パイルD-3の壁 》の監督はピーター・フォーク。
●《 構想の死角 》の監督はスティーヴン・スピルバーグ。
● 別番組『ミセス・コロンボ』に登場するケイト・コロンボについては、原作・原案者のリンクとレビンソンはコロンボ夫人であることを否定している。
● 本作は独特なコロンボの台詞のニュアンスを生かした額田やえ子の翻訳(「うちのカミさんがね……」の台詞が知られる)に、コロンボのキャラクターと小池の吹き替えのハマリ具合が重り、洋画が吹き替えによって作品の魅力を高めることに成功した代表的な例となった。
● 当初は字幕版を放送してくれとNHKに要望が多々あった。やむなく字幕版を流したが、吹き替え版の良さに気付いたのか、それとも一度放送すればそれで十分だったのか、それ以来字幕版に関する要望がなくなった。

  


● 主演のピーター・フォークは3歳のとき右眼に腫瘍が発見され、眼球の摘出手術を行なう。それ以来、右の眼孔には義眼をはめている。
● 1927年9月16日生まれ、身長は168cm。
● 1960年に大学の同級生だったアリスと結婚、養女2人がいたが、実子はおらず、1976年に離婚。刑事コロンボシリーズ「ルーサン警部の犯罪」「美食の報酬」で共演した23歳年下シーラ・ダニーズと1977年に再婚している。
● 2008年にアルツハイマー症であることが明らかにされた。演じた彼自身が、コロンボだったことを忘却してしまっていたという。
● 『刑事コロンボ』は世界各国で人気を博し、特にドイツでは視聴率が50パーセントを超えるほどだったという。ドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースの代表作『ベルリン・天使の詩』(1987年)では本人役として出演。ピーターがベルリンの街を歩くと、「コロンボだ、コロンボだ」と大人から子供まで道行く人から声をかけられるシーンがある。
● コロンボ・シリーズには、なぜか映画「猿の惑星」の俳優たちが数多く出演している。
● 刑事コロンボ』を意識したと言われる日本のテレビドラマ『古畑任三郎』で主演した田村正和は、仕事でニューヨークを訪れていた際、ホテルの宿泊者専用のラウンジで休憩していたところ、偶然にも斜めの席にピーターが座っていたというエピソードをインタビューで明かした。
● 初めコロンボ役の候補としてあがっていたのは、ミュージカル・スターのビング・クロスビーと『十二人の怒れる男』等で知られるリー・J・コッブだった。また、日本語版でのコロンボの吹替えも、最初の候補は露口茂だった。







● 子供の頃、まだインターネットどころかビデオすらなかった時代。新作や再放送の案内を聞き、どれほど放送日を楽しみにしていたことか。今回は刑事コロンボ。欠かさず見てたはずですが、見損ねてた話もあるような・・・。というわけで完全版といわれてるDVDを順に見てみました。でも完全版って何!?しばらく見ててわかったのですが、NHK本放送のときですらカットされていたシーンがいくつも含まれているもよう。そのシーンになるとコロンボの声が石田太郎になったり、犯人の声も大きく変わるので嫌でも気が付きます。
(^^;
● 犯行シーンから始まる倒叙モノ。初めから犯人がわかってます。ふつうの犯人当てではつまらないので、こうしたのかと思いきやそれだけではないそうです。犯人役にはそれなりの役者にお願いするのですが、そうすると視聴者が配役だけで犯人を予想してしまうからだそうです。どうせわかるなら最初から犯行シーンを見せてしまえ。そんな発想だったとか。おかけでこのシリーズ。たっぷりいい役者を出演させられたとか。さすがアメリカのテレビ業界。1970年代からそんなこと考えていたのね。
● 精神科医、女弁護士、ミステリー作家、軍人、建築家、女優、歌手、刑事俳優、イスラム外交官、コロンボの上司、・・・。犯人は今風にいえばセレブばかり。その別世界の生活を垣間見るのもこのシリーズの楽しみ。そんな犯人を風采のあがらない刑事が追い詰めていく。
「あと5分しかないのにどう決着をつけるの!?」時計を見ながらドキドキ。そして意外な決着。カタリシスに浸りながら聞くエンディング。すげぇ~。
・・・というイメージでしたが、大人になってみるとそう全面肯定できない部分も。犯人を陥れる誘導尋問。脅し、すかし。これって証拠捏造なんじゃ。夜中に人の家に忍び込むし、コロンボ刑事!それはまずい!!葉巻の灰はばら撒くし、違法捜査だけでなくいろいろ迷惑な男、コロンボ。
「そうか!!この頃はアメリカもまだ昭和だったんだ」そう考えて、妙な納得をしています。
● 細かな感想はサブタイトルからリンクしていく予定。「またバックログがたくさん溜まってますよ」とピルカ。「はい、はい、わかりました」と私。
(==;頑張らなくては。




◆ 単発放送版(1967)
【01】1972年08月27日 殺人処方箋 Prescription:Murder
 犯人(精神科医)レイ・フレミング:ジーン・バリー

◆ パイロット版(1971)
【02】1973年04月22日 死者の身代金 Ransom for a Dead Man
 犯人(女性弁護士)レスリー・ウィリアムス:リー・グラント

 


◆ 第1シーズン(1971-1972)
【03】1972年11月26日 構想の死角 Murder by the Book
 犯人(ミステリー作家)ケン・フランクリン:ジャック・キャシディ
【04】1973年01月21日 指輪の爪あと Death Lends a Hand
 犯人(探偵社社長)ブリマー:ロバート・カルプ
【05】1972年09月24日 ホリスター将軍のコレクション Dead Weight
 犯人(退役軍人)マーチン・J・ホリスター:エディ・アルバート
【06】1972年10月22日 二枚のドガの絵 Suitable for Framing
 犯人(美術評論家)ディル・キングストン:ロス・マーティン
【07】1972年12月17日 もう一つの鍵 Lady in Waiting
 犯人(広告代理店社長の妹)ベス・チャドウィック:スーザン・クラーク
【08】1973年03月18日 死の方程式 Short Fuse
 犯人(化学会社専務)ロジャー・スタンフォード:ロディ・マクドウォール
【09】1973年02月25日 パイルD-3の壁 Blueprint for Murder
 犯人(建築家)エリオット・マーカム:パトリック・オニール

 


 


◆ 第2シーズン(1972-1973)
【10】1973年09月30日 黒のエチュード Etude in Black
 犯人(天才指揮者)アレックス・ベネディクト:ジョン・カサヴェテス
【11】1973年05月27日 悪の温室 The Greenhouse Jungle
 犯人(蘭栽培家)ジャービス・グッドウィン:レイ・ミランド
【12】1973年06月24日 アリバイのダイヤル The Most Crucial Game
 犯人(フットボール・チームのゼネラルマネージャー)ポール・ハンロン:ロバート・カルプ
【13】1973年07月29日 ロンドンの傘 Dagger of the Mind
 犯人(舞台俳優夫婦)ニコラス・フレイム、リリアン・スタンホープ:リチャード・ベイスハート、オナー・ブラックマン
【14】1973年08月26日 偶像のレクイエム Requiem for a Falling Star
 犯人(大女優)ノーラ・チャンドラー:アン・バクスター
【15】1973年10月28日 溶ける糸 A Stitch in Crime
 犯人(心臓外科医)バリー・メイフィールド:レナード・ニモイ
【16】1973年11月25日 断たれた音 The Most Dangerous Match
 犯人(チェスプレイヤー)エメット・クレイトン:ローレンス・ハーヴェイ
【17】1973年12月23日 二つの顔 Double Shock
 犯人(一卵性双生児-料理研究家&銀行家)デクスター・パリス、ノーマン・パリス:マーティン・ランドー


( オムニセブン )

 


 


◆ 第3シーズン(1973-1974)
【18】1974年09月14日 毒のある花 Lovely but Lethal
 犯人(化粧品会社社長)ビベカ・スコット:ヴェラ・マイルズ
【19】1974年06月29日 別れのワイン Any Old Port in a Storm
 犯人(ワイン醸造会社経営者)エイドリアン・カッシーニ:ドナルド・プレザンス
【20】1974年08月17日 野望の果て Candidate for Crime
 犯人(上院議員候補)ネルソン・ヘイワード:ジャッキー・クーパー
【21】1974年08月10日 意識の下の映像 Double Exposure
 犯人(心理学者・意識研究所所長)バート・ケプル:ロバート・カルプ
【22】1974年12月14日 第三の終章 Publish or Perish
 犯人(出版社社長)ライリー・グリンリーフ:ジャック・キャシディ
【23】1974年08月31日 愛情の計算 Mind Over Mayhem
 犯人(シンクタンク所長)マーシャル・ケイヒル:ホセ・フェラー
【24】1974年09月21日 白鳥の歌 Swan Song
 犯人(カントリー歌手)トミー・ブラウン:ジョニー・キャッシュ
【25】1974年10月05日 権力の墓穴 A Friend in Deed
 犯人(警察本部次長)マーク・ハルプリン:リチャード・カイリー

 

  


◆ 第4シーズン(1974-1975)
【26】1975年12月27日 自縛の紐 An Exercise in Fatality
 犯人(健康クラブオーナー)マイロ・ジャナス:ロバート・コンラッド
【27】1975年12月20日 逆転の構図 Negative Reaction
 犯人(写真家)ポール・ガレスコ:ディック・ヴァン・ダイク
【28】1976年01月10日 祝砲の挽歌 By Dawn’s Early Light
 犯人(陸軍幼年学校(士官学校)校長)ライル・C・ラムフォード:パトリック・マクグーハン
【29】1976年01月03日 歌声の消えた海 Troubled Waters
 犯人(自動車販売会社社長)ヘイドン・ダンジガー:ロバート・ヴォーン
【30】1976年12月11日 ビデオテープの証言 Playback
 犯人(電子工業社長)ハロルド・ヴァンウィック:オスカー・ウェルナー
【31】1976年12月18日 5時30分の目撃者 A Deadly State of Mind
 犯人(精神科医)マーク・コリアー:ジョージ・ハミルトン 

 


◆第5シーズン(1975-1976)
【32】1977年01月03日 忘れられたスター Forgotten Lady
 犯人(往年の大女優)グレース・ウィラー:ジャネット・リー
【33】1976年12月25日 ハッサン・サラーの反逆 A Case of Immunity
 犯人(外交官)ハッサン・サラー:ヘクター・エリゾンド
【34】1977年09月24日 仮面の男 Identity Crisis
 犯人(国際謀報員)ネルソン・ブレナー:パトリック・マクグーハン
【35】1977年10月01日 闘牛士の栄光 A Matter of Honor
 犯人(元闘牛士)ルイス・モントーヤ:リカルド・モンタルバン
【36】1977年12月31日 魔術師の幻想 Now You See Him
 犯人(マジシャン)サンティーニ:ジャック・キャシディ
【37】1977年10月08日 さらば提督 Last Salute to the Commodore
 犯人(造船会社社長)チャーリー・クレイ:ロバート・ヴォーン


◆ 第6シーズン(1976-1977)
【38】1977年12月17日 ルーサン警部の犯罪 Fade in to Murder
 犯人(刑事ドラマのTVスター)ウォード・ファウラー:ウィリアム・シャトナー
【39】1977年12月24日 黄金のバックル Old Fashioned Murder
 犯人(美術館館長)ルース・リットン:ジョイス・ヴァン・パタン
【40】1978年05月20日 殺しの序曲 The Bye-Bye Sky High IQ Murder Case
 犯人(会計事務所経営者)オリバー・ブラント:セオドア・ビケル


◆ 第7シーズン(1977-1978)
【41】1978年04月08日 死者のメッセージ Try and Catch Me
 犯人(女流ミステリー作家)アビゲイル・ミッチェル:ルース・ゴードン
【42】1978年05月27日 美食の報酬 Murder Under Glass
 犯人(料理評論家)ポール・ジェラード:ルイ・ジュールダン
【43】1979年01月02日 秒読みの殺人 Make Me a Perfect Murder
 犯人(TVプロデューサー)ケイ・フリーストン:トリッシュ・ヴァン・ディヴァー
【44】1979年01月04日 攻撃命令 How to Dial a Murder
 犯人(心理学者)エリック・メイスン:ニコール・ウィリアムソン
【45】1979年01月03日 策謀の結末 The Conspirators
 犯人(詩人&IRA活動家)ジョー・デヴリン:クライヴ・レヴィル




( オムニセブン )

 

 



 


 
2稿:2015年07月22日、テレビの悪足掻き
初出:2012年01月26日、テレビのまわし者