イブニング掲載の漫画が原作。映画サトラレの感想です。

 

作品紹介

「踊る大捜査戦」「スペーストラベラーズ」の本広監督作品。
自分の思っている事が筒抜けになってしまう「サトラレ」。しかし彼らは各分野で天才的な活躍をすることから、国家的財産として保護されていた。本人達に自分が「サトラレ」である事を気付かせないままで・・・。
 

 

あらすじ~ ネタばれ注意

特殊保護委員の小松洋子は「サトラレ」の担当になった。その使命は外科医になっているサトラレを研究員にすること。サトラレ保護法に守られている7番目のサトラレは、本人の意思を尊重され外科医になったが問題が多発、苦慮した保護委員会の決定だ。
洋子は実際のサトラレの会い、その思念波の強さに驚く。しかし、「サトラレ」本人は心が筒抜けなのに気が付いていない。病人に病状が漏れてしまうため、主治医にもなれないが理由は気付いていない。思いを寄せるめぐみにも、その気持ちが筒抜けだ。職場を変えさせるためにも、めぐみを諦めさせなければ・・・。
しかし洋子が思いついた作戦は、なんと隣の村祭りでのデート。村を出たことがないサトラレに不徳の自体が発生しないように、委員会をあげての大作戦に発展。めぐみに恋人(偽者)がいることをサトラレに悟らせる作戦だ。ドタバタの末に作戦は成功に終わるが、落ち込むサトラレに洋子は同情してしまう。

感想

サトラレが研究員になる意思を固めたころ、その祖母キヨが倒れる。飛行機事後で両親を亡くしたサトラレ唯一の家族。しかしその病名はガンであった。洋子の活躍によりキヨの主治医になるサトラレ。しかし天才的なメスさばきをもってしても、もはや手遅れであった。「いつもいっしょにいたのに気付かなくてゴメン、ばっちゃん」サトラレの悲しみがいつもよりも強く病院内に響く。その声に誰もが涙する。
やっぱり、はじめ笑わされました。そして最後泣かされました。自分の思っている事が筒抜けになったら・・・という単純な設定ですが、引っ張られます。個人的に邦画は余り見ないのですが、字幕を読まなくてよい分、余計感情移入できたのかも。

ワンシーン

「いつもいっしょにいたのに気付かなくてゴメン、ばっちゃん」キヨを助けられなかったサトラレが涙します。単調にこのフレーズが繰り返されますが、これには泣かされます。サトラレのこの声に、病院中の患者が、他の医師が、食堂のおじさんが、そしてサトラレ警備のSPまでが涙します。ずるい事にこれが二回繰り返されます。日本人はこうゆうに弱いですね。
 

資料

原題:サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
コピー:天才の裸のココロの物語
監督:本広克行
脚本:戸田山雅司
原作:佐藤マコト
制作:高井英幸、阿部秀司、小野清司、鈴木敏夫、横山茂幹
製作総指揮:萩原敏雄
音楽:渡辺俊幸
主題歌:藤原ヒロシ+大沢伸一feat.クリスタル・ケイ「LOST CHILD」
撮影:藤石修
編集:田口拓也

里見健一 – 安藤政信
小松洋子 – 鈴木京香
川上めぐみ – 内山理名
白木重文 – 松重豊
岡持勝則 – 小木茂光
近衛栄介 – 藤木悠
遠藤常友 – 川端竜太
青木順也 – 田中要次
本間秀幸 – 半海一晃
東隆之 – 寺尾聰
里見キヨ – 八千草薫

配給:東宝
公開:2001年3月17日
上映時間:130分
製作国:日本
言語:日本語

制作費:ー

本編を観るには・・・

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参考

サトラレ – Wikipedia

更新履歴

3稿)2017年09月27日、シネマドローム
2稿)2016年04月16日、シネマドローム
初出)2001年03月25日、東京つまみ食い