あのブームはなんだったのか(--; ダ・ヴィンチ・コードの感想です。

 

紹介

ベストセラー小説の映画化。キリストが結婚していた、子供がいたという内容にボイコットを叫ぶ団体まで。
監督はロン・ハワード、主演トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ。
 
 

感想

ダ・ビィンチィ?(トム・ハンクス風に)

世界中で話題の映画、HNKの7時のニュースにまで取り上げられたのには驚きました。公開早々見に行きましたが評価は★3。なぜ、私は面白く感じなかったか、考えてみました。
(=_=)

< 私が面白くなかった理由 >

敗因 <読んでから観るか、観てから読むか>

すでに原作を読んでストーリーを知っていた。なので鑑賞中、展開を推理するのではなく、思い出していた。当然ハラハラ感や驚きがない。映画には原作のような謎解きの焦(じ)らしがなかったのも残念。素のままでこの映画を見た、別世界の私の感想を聞きたいものです。・・・早くて意味がわからなかったりして。
(^_^;
 
ただ、ソフィーの子供の頃の回想、事故シーンは突然なだけに驚きました。暗号解読官という仕事にも改めて驚きました。

誘因 <行列好き>
テレビの特番やニュースで騒いでるので、どうしても期待が大きくなります。映画館にこんなに人がいると思うと、やっぱり今までにないものを要求します。でもそれはなかった。板橋マイカルでは耐えられず欠伸をしてる人もチラホラ。やることリストの一つを済ませたということで私は割り切りました。

主因 <神の目の外の男>
キリスト教に馴染みが薄い。岩波文庫で旧約聖書を読んだだけ。実生活では昔、モルモン教の人に声をかけられ、協会に行って賛美歌を歌ったくらい。(あの時は初めて来て歌ったのは、あなただけだと驚かれた)
自分の家が何宗(仏教のどれか)かもわからないぐらいなので、キリストが結婚してても、子供がいても、それが隠蔽されてても、特にピンとこない。そういうこともあるかもねと言う感じ。アメリカ政府が密かにUFOを回収し隠してるという話の方がまだ興味を覚えます。
自然科学のドキュメンタリーなどを見ると、確かに神様っている(法則がある)と思います。でもそれが黙っていても、死んでいても、眠っていても、私が明日取る行動に変りはないと思います。

影因 <上映時間の呪縛>
原作の面白さの一つに絵画に関する蘊蓄ネタがあったと思う。しかし映画ではモナリザはちょっと映ったのみ、最後の晩餐についても要点だけでした。・・・オリンピックが4年毎に開催される理由とか面白かったのに。
2時間半は短い時間ではないですが、筋を追うだけで終わった感じ。松坂ステーキがサイコロ大に切られて出てきたみたい。早く食べれるけど、味が変わってしまった。

悪因 <凡人の嗜好>
小説ではわからない世界が、映画でわかったのは嬉しい。例えばニュートンの墓。あんなに大きく、始終大勢が見物してるものとは知らなかった。騎士団の墓もしかり。原作を読んだ時はイメージが浮かばず、ネットで調べてもわからなかったのに、まさに百聞は一見にしかず。
余りドキドキさせないで観客に歴史的に価値のある寺院や芸術を見る時間を与える。この原作を視覚的に表現する場合、一番大切なところを残すとこうなるのかもしれない。サスペンスの刺激だけを期待して入る私には、崇高な芸術が邪魔にみえてるのかも。
(+_+)

源因 <原作の限界>
いくらなんでもヒロインがキリストの末裔というのには無理がある。
クリプテックスに入っていた聖杯の場所を示すパピルス。激しい争奪戦だったけど、結局ありかはルーブル美術館の下ってこと?絶対に工事の時に発見されてると思う。
「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」と原作は冒頭に宣言してたけど、映画では「作中に登場する団体の活動内容などは、すべてフィクションである」旨のクレジット。抗議の結果だけど当然かな。
前にも書いたけど、同時期に読んだ《 荊の城 》の方が数倍面白い。
(v_v)

死因 <残された謎>
テレビで取り上げられなかったモナリザの謎。昔から不思議なのですが、なぜ彼女には眉毛がない? ルネッサンス時代の風俗なのかなぁ・・・。

薀蓄

シラス役のポール・ベタニーは企画の当初はスケジュールが合わずに出演を断念せざるを得なかったが、他の役者をオーディションしてもなかなか納得できる配役が決まらず、監督のロン・ハワードが「ベタニーじゃないとこの難役は無理だ」と考え、無理を押してベタニーにシラス役を頼んだ。ベタニーはシラス役を演じるにあたり色素欠乏症を特殊メイクで施すため全身の体毛を剃っている。

トム・ハンクスは天然パーマだが本作の為に若干髪の毛を伸ばした上でストレートパーマに矯正している。またこの映画の撮影中、服に下着の線が出るのを嫌い、服の下には何も付けずに撮影を行った。

ジャック・ソニエールの死体は当初は全体像は人形で顔のアップだけマリエールを使う予定であったが、マリエールの型を取って製作された人形があまりにもリアルで出来が良かったため、死体の映像は人形ですべて撮影された。

ルーヴル美術館で撮影が行われたが、同美術館で映画の撮影が許可されたのは本作が初である。同美術館に所蔵されている『モナ・リザ』も登場しているが、直接照明を当てることは許可されなかったので、撮影には複製を使っている。ウェストミンスター寺院での撮影は拒否されたため、そのシーンはウィンチェスター大聖堂とリンカーン大聖堂で撮影された。

リー・ティービングの邸宅として登場するヴィレット城は、パリ北西約40kmの所に実在する。2006年時点ではカリフォルニアで不動産業を営む女性オリビア・ベッカーが個人所有しており、普段は一般客の宿泊や料理教室、ウェディングパーティなどで利用されている。ベッカーは原作者ダン・ブラウンの妻ブライズと知り合いで、夫婦は城に遊びに来たこともある。城内でも撮影が行われたが、書斎の調度品は撮影用にほぼ入れ替えられた。

カンヌでのプレス向け試写会で鑑賞したジャーナリスト及び批評家達には不評であり、劇中の重要なシーンでは失笑され、拍手の代わりに口笛を吹かれるほどであった。ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の最悪監督賞にノミネートされたが、受賞は免れている。

記録的な興行収入を達成した一方で宗教的な理由から物議を醸しており、国によっては上映禁止措置や上映反対運動が行なわれている。例えばサモアでは、若者のキリスト教の信仰に悪影響を与えるという理由から、キリスト教の指導者を試写会に招いた上で上映禁止となった。インドや中国、エジプト、イエスをキリストとして認めないイスラム教国パキスタンでも上映禁止となった。

 


 

資料

原題:The Da Vinci Code
コピー:ダ・ヴィンチは、その微笑みに、何を仕組んだのか。
監督:ロン・ハワード
脚本:ダン・ブラウン、アキヴァ・ゴールズマン
原作:ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』
制作:ブライアン・グレイザー、ジョン・コーリー
製作総指揮:トッド・ハロウェル、ダン・ブラウン
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:-
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
編集:ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル

ロバート・ラングドン(ハーバード大学教授)/ トム・ハンクス
ソフィー・ヌヴー(暗号解読官)/ オドレイ・トトゥ
リー・ティービング(宗教史学者)/ イアン・マッケラン
アリンガローザ司教(オプス・デイ代表司教)/ アルフレッド・モリナ
ベズ・ファーシュ(フランス司法警察警部)/ ジャン・レノ
シラス(オプス・デイ修道僧)/ ポール・ベタニー

配給:ソニー・ピクチャーズ
公開:2006年5月20日
上映時間:149分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語、フランス語

制作費:-

The Da Vinci Code (2006) Official Trailer 1 – Tom Hanks Movie – YouTube


 

本編を観るには・・・


( オムニセブン )


参考・引用

ダ・ヴィンチ・コード (映画) – Wikipedia
『ダ・ヴィンチ・コード』が映画ファンの間で物議を醸した理由とは? | FILMAGA(フィルマガ)
超映画批評『ダ・ヴィンチ・コード』20点(100点満点中)
映画「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズまとめ – NAVER まとめ

更新履歴

5稿)2018年04月25日、シネマドローム
4稿)2016年01月29日、シネマドローム
3稿)2017年12月08日、シネマドローム
2稿)2016年01月28日、シネマドローム
初出)2006年05月29日、東京つまみ食い