★[感想]ユージュアル・サスペクツ

 感想記事の抜粋


原題 The Usual Suspects
惹句 見破りますか?だまされますか?
監督 ブライアン・シンガー
俳優 スティーヴン・ボールドウィン
俳優 ガブリエル・バーン
俳優 ベニチオ・デル・トロ
俳優 ケヴィン・ポラック
俳優 ケヴィン・スペイシー
俳優 チャズ・パルミンテリ
オチが読めなかったのが、実に悔しい、ユージュアル・サスペクツの感想です。

 

 
 

作品紹介

93年のサンダンス映画祭で審査員グランプリを受賞したブライアン・シンガー監督の第2作目。
予想を裏切るストーリー展開と意外なラストはアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞。
狂言回しとして登場するキント役のケビン・スペーシーはアカデミー賞助演男優賞他、各映画賞を受賞。
 

 

あらすじ

夜中のサン・ペドロ埠頭。密輸船が大爆発を起こし、現場から大量のコカインと9100万ドルが消えた。コカインの取引現場にブツを奪おうと一味が乗り込んだ模様。残ったのは焼け爛れた死体が27と半身が不自由な詐欺師「しゃべくり」キント。そして死体の中には元汚職警官のキートンがいた。しかし彼に目を付けていた関税特別捜査官クイヤンはその死に疑問を持ち、なんとかキントから真実を聞き出そうとする。
キントは話し始めた。6週間前、彼はトラックの強奪容疑で連行されていた。トラックには大量の銃が積まれてあったらしく、ニューヨーク市警察の他、合衆国関税局が動いていた。他に連行されたのは4人、いずれも常連容疑者だった。キントはそこで初めてキートンと会う。釈放された5人はこれを機会に結束、エメラルド原石の強奪に成功する。しかし、その原石を捌く途中にトラブルに巻き込まれ、謎の弁護師コバヤシが登場。これまでの事は全て伝説の犯罪王カイザー・ソゼに仕組まれた事で、彼のために新興勢力のアルゼンチン・ギャングからコカインを盗み出すことを要求される・・・。
 

 

感想

映画の冒頭、密輸船の爆破シーン。深く傷を負ったキートンをカイザー・ソゼが止め、刺します。キートンがカイザーで無い事を初めに見せている訳です。しかし「落ち」がなかなか読めないので、次第にクイヤンが説く、キートンとカイザー同一人物説にひょっとしたらと思わされたりします。実は死んだあの人が本当は生きていてソゼなのではとも・・。しかし、見事に読みは外れてしまいました。ラスト近く再びカイザーとキートンの対峙シーンになるまで、落ちはわかりませんでした。・・ちょっと悔しい。キントの供述と平行して、生き残りの乗務員の証言からソゼの似顔絵を作っている事を考えるとこの落ちしかなかったのに。

落ちばかり考えて映画を見るのは、ちょっと邪道かもしれません。しかし私の場合、それが映画を見る楽しみの一つである事は間違いありません。
(犯人が誰というのではなく、どうすっきり、簡潔に終わらせるかという意味で)。
まるで監督と勝負をしているかのようにエンディングを推理してしまいます。そのため後何分あるか、時計を見たりしてしまいます。今まで観た映画の中で「これはやられた」と思ったのは・・・。
ヒッチコックの「フレンジー」と黒澤明の「天国と地獄」です。この2つのエンディングはすばらしかった。思わず立ち上がって、何か始めたくなった程です。

今回の「落ち」はただ意外なだけでないところがよかった。うまくできてます。でも今回は「落ち」は見てのお楽しみです。

終わり

資料

原題 The Usual Suspects
英題 The Usual Suspects
惹句 見破りますか?だまされますか?
脚本 クリストファー・マッカリー
原作

監督 ブライアン・シンガー
制作
製作
指揮 ロバート・ジョーンズ、ハンス・ブロックマン、フランソワ・デュプラ
音楽 ジョン・オットマン
主題
撮影 ニュートン・トーマス・サイジェル
編集 ジョン・オットマン
美術 ハワード・カミングス

俳優 マイケル・マクマナス / スティーヴン・ボールドウィン
俳優 ディーン・キートン / ガブリエル・バーン
俳優 フレッド・フェンスター / ベニチオ・デル・トロ
俳優 トッド・ホックニー / ケヴィン・ポラック
俳優 ヴァーバル・キント / ケヴィン・スペイシー
俳優 デイヴ・クイヤン / チャズ・パルミンテリ
俳優 コバヤシ / ピート・ポスルスウェイト
女優 イーディ・フィネラン / スージー・エイミス
俳優 ジャック・ベア / ジャンカルロ・エスポジート

配給 アスミック・エース
公開 1996年4月13日
上映 106分
国旗 アメリカ合衆国
言語 英語

費用 $6,000,000
収入 $23,272,300

 


 

本編を観るには・・・

参考・引用

ユージュアル・サスペクツ – Wikipedia

 

更新履歴

5稿)2021年06月22日、シネマドローム
4稿)2017年04月05日、シネマドローム
3稿)2015年09月08日、シネマドローム
2稿)2011年01月27日、シネマパレード~隼
初出)2001年05月13日、東京つまみ食い
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