ケータイ電話でさえもう過去という事実。セルラーの感想です。

紹介

セルラーフォン(デジタル携帯電話)が要(かなめ)のサスペンス・スリラー
見知らぬ男たちに拉致されたジェシカ。希望は偶然つながったケータイと見知らぬ男(ライアン)。
《 お願い、切らないで! 》 見えない電波だけが頼みの綱。
監督は《 デッドコースター 》 のデヴィッド・R・エリス
 


 

感想

当たり前の便利

見終わった後、思わず《 面白かった~ 》と言ってしまいました。
(^o^)/

派手なアクションやカーチェイスこそ少ないものの、ドキドキの連続。要所に小技が利いています。その主役はセルラー( 携帯電話 )。偶然つながった電話、切れたらもう二度と話すことができない。この状況がライアンの行動を制限、これが面白い。

キャッチフォン、圏外、電池切れ、周囲の音が聞こえる、混線、落下、カメラ、そして着信音・・・。ケータイの普及で大きく変わった世界。それは他の映画でも取り上げたれていますが、このようにメインになってるのは初めて。やっぱりサスペンスに似合いました。
後一歩で★5の秀作です。

< ここから小技バレ、できれば映画を見てから読んで下さい >

充電器をよこせ!

見知らぬ男たちに監禁されたジェシカ(キム・ベイシンガー)。破壊された電話をモールス信号機のように使い、彼女がかけたのはデタラメの電話番号。電話に出たのはライアン(クリス・エヴァンス)。
《 軽い男 》 と言われ彼女に振られたばかりの青年。
『 助けて殺される! 』と必死に訴えるジェシカの声も上(うわ)の空。
でも男と荒らそう彼女の声を聞き、ことの重大さを知ります。ライアンの一途( いちず )な、ちょっと無謀( 軽い? )な行動もすごい。車でトンネルに入って電波が届かなくなる気付き、慌てて逆走。悪人たちを追い、バスを追い抜こうとして反対車線へ。極め付けは充電機を求めて店で発砲。
(^_^;

いろいろ要求するジェシカも凄い。つながったケータイを警察へ渡してはわかるけど、子供を守ってくれ~、主人を守ってくれ~とは。

脇役も個性的で飽きません。まもなく警察を辞めようというムーニー巡査部長。どうやって絡んでくるのかと思ったら・・・、よく練られた脚本です。

ジェイソン・ステイサムはやっぱり悪役(イーサン)の方が合ってるのでは。個人的には巻き込まれた弁護士が好きですが。


 
< ここからはネタばれっぽいです >

かかって来い!かかって来い!

実はジェシカを監禁したのは警官!? 空港でわかる事実。悪いのは実はジェシカの方? そういえば…と思わせる《 くすぐり 》がうまかった。そしてジェシカとその家族が犯人達の手に落ちた後、ライアンは一人犯人達と対峙します。ここでもケータイが演出を盛り上げます。

人質の解放か証拠品を渡すか。どちらが先かの問答の後、一か八か電話を切るライアン。そしてかかって来い、かかって来いとケータイを握り締めます。結局、ケータイはただの道具であることを感じさせるシーン。

交換場所に選ばれたのは初めにでてきたサンタモニカ・ビーチ。(しかしこのビーチ、スタイルのいい人だらけだなぁ)。
実際に犯人と対峙すると弱すぎるライアン。逆にまるめこまれそうになったムーニー巡査部長が強い強い。そして最後、犯人との対決では切り札がやっぱりケータイ。面白い。

落ちの台詞もしゃれています。
(^_-)


 

資料

原題:Cellular
コピー:見知らぬ部屋。見知らぬ男たち。最後の望みは、電話の向こうの見知らぬ人。
監督:デイヴィッド・R・エリス
脚本:クリス・モーガン
原作:-
制作:ディーン・デブリン、ローレン・ロイド
音楽:ジョン・オットマン
主題歌:-
撮影:ゲイリー・カポ
編集:エリック・A・シアーズ

ジェシカ・マーティン / キム・ベイシンガー
ライアン / クリス・エヴァンス
イーサン / ジェイソン・ステイサム
ボブ・ムーニー巡査部長 / ウィリアム・H・メイシー

配給:日本ヘラルド映画
公開:2005年2月26日
上映時間:95分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語

Cellular trailer – YouTube


 

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参考・引用

セルラー (映画) – Wikipedia
超映画批評『セルラー』85点(100点満点中)
【映画】あのジェイソン・ステイサムが悪役!「セルラー」(2004) ? ファズニュース
映画『セルラー』ネタバレ感想 – 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記

更新履歴

4稿)2018年04月10日、シネマドローム
3稿)2015年06月03日、シネマドローム
2稿)2011年03月04日、シネマパレード~隼
初出)2006年04月24日、東京つまみ食い