ブルース・ウィリスの出世作、まさに手に汗握るアクション映画の傑作。の感想です。

 

あらすじ

ハイテクビルを乗っ取ったテロリストは13人。密室と化したビルの中、ニューヨーク市警の刑事、ジョン・マクレーンは一人犯人達に挑む。人質の中に彼の妻がいる事を犯人達はまだ知らない。
 


 

 

感想

<ネタバレ注意>

文句なく面白い映画でした。ロードショー(映画館で)を3回も見たのはこのダイハードぐらい。テロリストがビルを占拠するまでは静かに話が進むのですが、その後は見せ場の連続になります。私の場合、ナカトミコーポレーションの社長が殺される辺りからドキドキだったので大変。

緊急警報を誤報と判断し引き返すパトカーにテロリストの死体を落とすシーン。
天井に身を隠しているエレベータがどんどん上昇していくシーン。
犯人への反撃にTNT爆弾を落下、大爆発が起きるシーン。
人質の一人が犯人に媚びて行くが結局殺されるところ。
排気口に隠れるマクレーン刑事にテロリストがマシンガンを乱射、その後ライフルの先でボコボコと排気口を押し確かめる犯人、息を殺して引き金に手を掛けるマクレーン刑事。
妻を人質に取られ、上半身裸で犯人2人と対峙するシーン。
そして最後のTV局員を殴り飛ばす妻ジェネロまで。
後述のワンシーン(見所)以外にもこれだけの見せ場があります。

「あっ」といったり、唸ったり、前の椅子を握り締めたり、何種類もの先の展開を読んだり、観ている方も忙しい映画でした。派手なシーンだけでなく、心理的な演出も光ってました。
 


■ Speedrun: Die Hard (1988) in 60 seconds (Ep#11) ■

 

ワンシーン

<ネタバレ注意>

この映画は見所がいっぱいです。特によかったのは次の3シーンです。

1)決死のダイブ
高所恐怖症のマクレーン刑事。飛行機に乗るのも不安げです。しかしビルの屋上に爆弾が仕掛けらた事を知り、人質を助けるため屋上へ。FBIはマクレーン刑事をテロリストと勘違い、彼に照準を合わせます。テロリストは予定外の彼の行動に大慌て。そしてマクレーン刑事は神を呪いながら消防のホースを体に巻きます。

えっ~飛び降りる気なの!?

引き金を引こうとするFBI、爆破スイッチを押そうとするテロリスト、躊躇いながらも飛び降りようとするマクレーン刑事。この状況がすごい。落下した後、巻きついていたホースが災いして引き摺り落ちそうになったり、ヘリコプターが爆発してビルに突っ込んでくるオマケ付き。凄すぎる。

2)形勢逆転
爆破装置に異常がないか一人確かめに行くテロリストのボス、ハンス。そこにマクレーン刑事が現れます。突然の彼の出現に慌てるハンス。自分は人質の一人だといってその場を誤魔化します。とっさに嘘の自己紹介をするハンス。それを信じ拳銃をハンスに渡すマクレーン刑事。この展開がすごい。絶対的有利の立場が一気に形勢逆転、なのにみすみす銃を渡すなんて・・・。長いため息が漏れました。

3)最期の悪あがき
西部劇もどきに2人のテロリストを撃つマクレーン刑事。しかしハンスは妻ホリーの手を掴んだまま窓の外に。必死に振りほどこうとするマクレーン刑事とホリー、片手でぶら下っているだけのハンスですが、空いている方の手で二人に銃口を向けます。映画館内から「あ~」という悲鳴のような観客の声。しかしホリーの腕から時計が外れ、それとともにハンスは落下していきます。こちらを向いたまま、だんだん小さくなるハンス。今度は笑い声交じりの「あ~」という観客の声。このカメラアングルがすごい。字幕なんて要らない明快さ。
 

薀蓄

“ダイ・ハード” という言葉には「頑固者」、「保守主義者」、「最後まで抵抗する者」、「なかなか死なない者(不死身)」といった意味がある。
主人公のキャスティングは順番にアーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローン、バート・レイノルズ、リチャード・ギアが候補として挙げられ、中でもリチャード・ギアが最有力とされていた。
映画の舞台になったナカトミ・ビルは、ロサンゼルスのフォックス・プラザ・ビルが使用された。プロダクション・デザイナーのジャクソン・デゴビア曰く、「色んなビルを探したが、こんなに爆発シーンが多い映画を受け入れてくれる場所はなかった。それでフォックス社のビルを使うことになったんだ」。
アクション・シーンはフォックス・プラザ・ビルの33階で撮影することに決定。下の階が弁護士事務所だったため、「上で物凄い爆発や銃撃音が響きますけど、映画の撮影なので気にしないでください」と事前に通達することに。しかし想像以上に凄まじいアクションが繰り広げられた結果、とうとう弁護士から苦情が来たらしい。
装甲車を爆破するシーン、ヘリコプターが低空を時速120Kmで飛ぶシーンは日曜日に12台のカメラを設置、ロサンゼルス警察がサンタモニカ・ブルーバードとピコ・ブルーバードの間を完全封鎖して行われることになった。
DVD等に収録されている音声解説によれば、落下シーンでのアラン・リックマンの驚きの表情は本物である。監督が事前に打ち合わせていたタイミングよりも早く、リックマンを落下させたからである。
マクレーンと人質のフリをしたハンスの会話シーンは予定されておらず、アラン・リックマンがアメリカ英語を話せることが判明したため付け加えられた(ハンスは普段イギリス英語、人質のフリをするシーンのみアメリカ英語)。ちなみにハンス・グルーバーという名前は、1966年の映画『電撃フリントGO!GO作戦』で使われている。
この映画にはべートーヴェンの交響曲第9番が使用されている(グルーバーとその一味がライトモティーフ)。またテオのテーマとして “雨に唄えば” が使われている。『ダイ・ハード』のDVDでのジョン・マクティアナンの解説によれば、この映画の音楽はスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』(両方の音楽がこの映画でも使用される)へのオマージュであるという。
消化ホースを体に巻き付けてナカトビビルを飛び降りるシーンは、ビルに見立てたFOXスタジオの駐車場の屋上からブルース・ウィリス本人が飛び降りた。下にはエアバッグが敷いてあるものの、飛び降りた瞬間にすぐ後ろで大爆発が起こり、巨大な炎が上がる派手なスタントだった。ブルースは背中にパッドを装着、体中に耐火用の特殊ジェルを塗って完全防備。「ディサロ(特殊効果コーディネーターの名)のバカヤロー!」と絶叫しながら飛び降りた。
「イピカイエ~」とは西部劇などでよく使われる古い米語のスラングで、あったりめぇだ!といった意味。
 


  
<小説と映画の主な相違点>

小説と映画の内容も大きく違う。主な相違点は、下記のとおり。
主人公が小説では初老であるのに対し、映画では若くなっている。
主人公の娘が妻に変更されている。
アメリカン・クラクソン・オイル・コーポレーションがナカトミ・コーポレーションになっている。
映画と比べると小説のほうが暗く深刻なトーンで描かれ、悪役の目的も小説では政治的なものだったが、映画では金目当てになっている。監督のジョン・マクティアナンはDVDの解説でより明るい内容にしたかったため変更したと語っている。

資料

原題:Die Hard
コピー:
監督:ジョン・マクティアナン
脚本:ジェブ・スチュアート、スティーブン・E・デ・スーザ
制作:ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
製作総指揮:チャールズ・ゴードン
音楽:マイケル・ケイメン
撮影:ヤン・デ・ボン
編集:ジョン・F・フィンク、フランク・J・ユリオステ

ジョン・マクレーン(刑事) / ブルース・ウィリス
ホリー・ジャネロ(ジョンの妻) / ボニー・ベデリア
ハンス・グルーバー(犯人ボス) / アラン・リックマン
アル・パウエル(巡査) / レジナルド・ベンジョンソン
ソーンバーグ(TV局員) / ウィリアム・アザートン
カール(犯人) / アレクサンダー・ゴドノフ


 
配給:20世紀フォックス
公開:1989年2月4日
上映時間: 131分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
 
Die Hard Trailer (1988)
 
 

 

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参考

ダイ・ハード – Wikipedia
ダイ・ハードを10倍楽しく観る方法
映画『ダイ・ハード』を10倍楽しく観るための制作裏話 – 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記
映画 『 ダイハード 』 ですが。 – 洋画 | 教えて!goo
映画「ダイ・ハード」シリーズの銃撃シーンだけを抽出して集めまくったムービー – GIGAZINE
ネタばれ注意! ダイ・ハード – あの映画のココがわからない
【世界一ついていない男】 『ダイ・ハード』シリーズにまつわるトリビア32選 | ロケットニュース24
映画「ダイ・ハード」シリーズまとめ – NAVER まとめ
おすすめ映画1選!『ダイ・ハード』が最高に面白いたった10つの理由 – hobiwolog

更新履歴

4稿)2017年04月26日、シネマドローム
3稿)2015年04月25日、シネマドローム
2稿)2009年11月18日、シネマパレード~隼
初出)2001年07月29日、東京つまみ食い